本記事ではクラスタノードに接続するクライアント(アプリケーションサーバー等)の配置とは関係なく、AWS環境でクラスターを組む場合のクラスタノード(稼働系ノードと待機系ノード)の配置について説明します。
クライアントも含む構成については、以下のURLを参照してください。
https://sios.jp/bcp/cloud-ha/aws/
以下は、クラスタノードの配置に応じて利用可能なリカバリキット(ARKまたはRK)のマトリックスです。基本的にLifeKeeper自体の利用は様々な構成において利用が可能です。但し、構成によってリカバリキットの利用可否がありますのでご注意ください。
【下記マトリックスの用語について】
SingleAZ:同じリージョンの同じAZ(アベイラビリティゾーン)に両方のクラスタノードを配置
MultiAZ:同じリージョンの異なるAZにそれぞれクラスタノードを配置
MultiRejion:異なるリージョンにそれぞれクラスタノードを配置(それぞれのVPCがVPC Peeringで構成されていることが前提)
ハイブリット:AWSとオンプレミス上のそれぞれにクラスタノードを配置。
【マトリックス】
LifeKeeper | GenericARK | EC2RK | Route53RK | |
SingleAZ |
サポート対象 |
利用可能※1 | 利用不可 | 利用不可 |
MultiAZ | サポート対象 | 利用可能※1 | 利用可能 | 利用可能 |
MultiRejion (VPC Peering) |
サポート対象 | 利用可能※1 | 利用不可 | 利用可能 |
ハイブリット | サポート対象 | 利用可能※1 | 利用不可 | 利用不可 |
※1:利用は可能ですが、どの様に接続および切り替えるかをお客様にて検討して、GenericARKでスクリプト化する必要がある。
・EC2RK (Recovery Kit for EC2 ) およびRoute53RK (Route53 Recovery Kit) の参考情報
製品ページ:https://sios.jp/bcp/cloud-ha/aws/
製品マニュアル:http://jpdocs.us.sios.com/#SPS4L
※「SIOS Protection Suite for Linux」項目の「アプリケーションリカバリーキット」リンク内から参照可能です。
・GenericARKの参考情報
ガイド:https://lkdkuserportal.sios.jp/hc/ja/articles/360037734491