構成の名称
- Recovery Kit for EC2の「Elastic IPシナリオ」による制御
構成の前提
- クラスターノードから見たクライアント(例:Webサーバーを冗長化している場合のWebブラウザ等)が、クラスターノードのVPC外のオンプレミスにある場合。
- オンプレミスからAWSへはインターネットで通信している場合。
構成の特徴
- LifeKeeperではAZを跨いだ構成を標準としてます。AWSではAZを跨ぐとサブネットも跨ぐことになってしまうので、同一サブネットが基本のオンプレミスのように仮想IPアドレスが稼働系ノードと待機系ノードの間で切り替わるだけではうまくルーティングを制御できません。
- そこでElastic IPシナリオでは、インターネットから使用できるElastic IPアドレスと、クラスターのどのENIとのマッピング関係を管理します。普段はElatic IPアドレスは稼働系のENIと関連付けられていますが、クラスターの切り替わり時に待機系のENIとマッピングされます。
- これによりクライアントは、Elastic IPアドレスにアクセスすることでActiveノードへの通信が可能になります。
関連資料
- マニュアル
- 詳細な構築手順(StepByStepガイド)
- Linux版:7.【Linux】Amazon EC2環境でのHAクラスター構築ガイド
- スプリットブレイン対策として、Quorum/Witnessの使用が推奨されています。詳しくは下記をご参照ください。
- 連携ソリューションページ