対象製品:以下製品の全バージョン
・SIOS Protection Suite for Windows
・DataKeeper Cluster Edition for Windows
・DataKeeper for Windows(DataKeeper Standard Edition for Windows)
DataKeeper にてミラーを構成しているディスクを交換する場合は、次の手順で対応してください。
【前提】
ディスク不具合等によりフェイルオーバが発生し、稼働を継続している状態の中、待機系(ターゲット側)
となったサーバのディスクを交換する。
また、ディスク交換後もドライブレターに変更は無く、ファイルシステムは NTFS となる。
※稼働系(ソース側)のディスクを交換する場合は、一旦、対向先ノードへフェイルオーバさせて
待機系(ターゲット側)とした後に交換してください。
※上記前提以外の対応が発生する場合はサポートへお問い合わせください。
※以下の作業で稼働系(ソース側)のデータが削除される事はございませんが、作業中の不測の
事態に備えてバックアップの取得を推奨します。
【手順】
1)待機系(ターゲット側)のOSを停止します。
2)待機系(ターゲット側)のディスク交換を実施します。
3)待機系(ターゲット側)のOSを起動します。
4)待機系(ターゲット側)にて、交換したディスクのドライブレターに変更が無いこととファイルシステムが NTFS であることを確認します。
※この際、交換したディスクにドライブレターが割り振られない場合や、異なるドライブレターが割り振られた場合は、OS上で正しいドライブレターへ変更後、OSを再起動してください。
5)次のいずれかの方法にて、ミラーの再同期を実施します。
<GUI での操作>
DataKeeper GUI にて対象となるジョブ(ミラーリング)を選択のうえ、「ミラーの再同期(Resync Mirror)」を
実施します。
<コマンドでの操作>
Windows「コマンドプロンプト」を右クリックの「管理者として実行」より起動のうえ、
次の順にコマンドを実行します。
1. cd %extmirrbase%
2. emcmd (稼働系ノードのホスト名) resyncmirror (ドライブレター) (待機系ノードのIPアドレス)
※稼働系となる Host01 から、ディスク交換を実施した Host02(192.168.1.100)への同期を実施する
場合、コマンドの内容は次のとおりです。ディスクは D ドライブとします。
emcmd host01 resyncmirror D: 192.168.1.100