弊社製品DataKeeper for Linux / LifeKeeper for Linuxにおいて、クラスタ機能不全を引き起こす不具合が発生することがあります。
修正されたバージョンやパッチの適用を実施されていないお客様は本記事の内容をご確認のうえ、速やかな修正の適用をよろしくお願い致します。
■概要
DataKeeper for Linux / LifeKeeper for Linuxにおいて、クラスタ機能不全を引き起こす不具合が報告されております。
現象の内容と発生条件、対処方法についてお知らせします。
■対象製品
・製品名
DataKeeper for Linux / LifeKeeper for Linux
・バージョン
v8.2.0 / v8.2.1 / v8.3.0
■現象
・DataKeeper for Linux / LifeKeeper for Linux
スイッチオーバ、フェイルオーバが正常に行えなくなります。
■発生条件
DataKeeper for Linux / LifeKeeper for Linux v8.2.0~8.3.0 を使用している
■原因
問題の詳細につきましては、こちらをご参照ください。
※上記の記事は、DataKeeper for Linuxをご利用のお客様向けの記事ですが、LifeKeeper for Linuxの環境
でも同様の原因で本不具合が発生する可能性があります。
■対処方法
次の2通りの方法がございます。
・最新バージョン (v8.3.1以降) の製品に更新する ・ご利用の該当製品に修正パッチを適用する
(1) 最新バージョンに更新する方法
弊社にアップグレード申請書をご提出ください。
最新パッケージとマニュアルを含むメディアをお送りいたします。
アップグレード申請書の入手方法、提出方法につきましては、こちらをご参照ください。
(2) ご利用のバージョンに修正パッチを適用する方法
サポート証書に記載されております、お問い合わせ窓口にご連絡ください。
修正パッチと適用方法をお送りいたします。
お問い合わせ窓口が弊社の場合、サポート証書の右上に記載されておりますPSC Noをご確認の上、
お問い合わせフォームを利用してご連絡ください。
■ご参考
事象発生の確認方法
・DataKeeper for Linux
quickCheckプロセスが多数滞留します。
コマンド実行例:
[root@example001 ~]# ps -efawww | grep quickCheck root 7564 7645 2 17:26 ? 00:00:00 quickCheck root 7574 7645 1 17:28 ? 00:00:00 quickCheck root 7585 7645 1 17:30 ? 00:00:00 quickCheck root 7599 7645 1 17:32 ? 00:00:00 quickCheck root 18910 7645 6 17:34 ? 00:00:00 quickCheck
上記の実行結果が5行以上の場合は、当該事象に該当します
・DataKeeper for Linux / LifeKeeper for Linux
LifeKeeperのログ(/var/log/lifekeeper.log)に、Message-ID:005084が出力された場合は、
当該事象が発生した可能性があります。
出力例:
lcm[xxxx]: WARN:lcm.lcm_hand:::005084:handle forward driver xxxx driver xxxx gone!
本件に関してご不明な点がございましたら、サポート証書に記載されているお問い合わせ窓口にお問い合わせいただけますようお願い致します。
改訂履歴
[公開日:2015年2月16日]
[更新日:2016年2月19日]