サポート対象について
LifeKeeperのオプションリカバリキットのラインナップには、下記の2つの製品が用意されています。いずれの製品にもJP1/Baseを保護する機能は含まれています。
- JP1/AJS3 - Managerを保護する「Generic ARK for JP1/AJS3 Manager」
- JP1/AJS3 - Agentを保護する「Generic ARK for JP1/AJS3 Agent」
これらの製品は、オンプレミス環境とクラウド環境でサポートされています。具体的なサポート条件については、日立製作所様のJP1のWebサイトからダウンロードできるサポートマトリックスをご参照願います。
- JP1のWebサイト:動作環境/対応状況
上記のJP1のWebサイトからダウンロードできるサポートマトリックスには、JP1/AJS3以外の機能についてもLifeKeeperがサポートされる旨が記載されています。(例:JP1/Performance Managementなど)
これらの機能については、LifeKeeperのオプションリカバリキットのラインナップは無いため、個別の制御スクリプト(Generic ARK)を作成する必要があります。
Generic ARKの制御スクリプトの作成方法については、下記をご参照ください。
※JP1とLifeKeeper/DataKeeperを組み合わせた構成情報は、日立製作所様またはJP1販売パートナー様へ共有をお願いします。
マニュアルについて
Generic ARK for JP1/AJS3 ManagerおよびAgentのマニュアルは、製品に同梱されています。下記からマニュアルをダウンロードいただけます。
各クラウド環境上での注意点
Amazon EC2
LifeKeeperの製品の観点では、Amazon EC2環境ではVIP方式(Recovery Kit for EC2のルートテーブルシナリオ)とDNS方式(Recovery Kit for Route53)とElastic IP方式(Recovery Kit for EC2のElastic IPシナリオ)のルーティング方式をサポートしています。LifeKeeperのサポート構成については、下記をご参照ください。
しかしJP1の観点では、特にリカバリキットのラインアップのあるJP1/AJS3では、v12.6から「VIP方式」と「DNS方式」がサポートされており、LifeKeeperはJP1の動作要件に準じます。詳しくは下記からJP1のサポートマトリックスをご確認願います。
- JP1のWebサイト:クラスタソフト対応状況(クラウド環境)
2022年9月現在では、Amazon EC2上では下記の構成がサポートされています。
- Linux版のLifeKeeperとDataKeeperの構成(VIP方式とDNS方式) ※DNS方式がサポートされるのはJP1 v12.6から
- 下記のブログもご参照下さい。
Linux版のJP1/AJS3がAWS Route53によるルーティング方式のサポートを開始
- 下記のブログもご参照下さい。
- Windows版のLifeKeeperとDataKeeperの構成(VIP方式とDNS方式) ※DNS方式がサポートされるのはJP1 v12.6から
- 詳細な構築手順
Azure
Linux版のLifeKeeperは、ILB方式のみがサポート構成となっています。Windows Server標準のHAクラスター機能のWSFC(Windows Server Failover Clustering)とDKCE(DataKeeper for Windows Cluster Edition)の組み合わせもILB方式のみがサポートされています。詳しくは下記からJP1のサポートマトリックスをご確認願います。
- JP1のWebサイト:クラスタソフト対応状況(クラウド環境)
なお、ILBの設定ではDSR(Floating IP)は有効にされていることが前提です。
2022年9月現在では、Azure上では下記の構成がサポートされています。※Windows版のLifeKeeperとJP1との組み合わせた構成は、現時点ではサポートされていないのでご注意ください。
- Linux版のLifeKeeperとDataKeeperの構成(ILB方式 ※DSR有効)
- WSFCとDKCEの構成(ILB方式 ※DSR有効)
- 詳細な構築手順
- [Linux][Windows]クラウド上での具体的な構築手順情報 > ハンズオンセミナーのテキスト
- 詳細な構築手順
Google Cloud
Linux版のLifeKeeperは、LB方式のみがサポート構成となっています。Windows Server標準のHAクラスター機能のWSFC(Windows Server Failover Clustering)とDKCE(DataKeeper for Windows Cluster Edition)の組み合わせもLB方式のみがサポートされています。詳しくは下記からJP1のサポートマトリックスをご確認願います。
- JP1のWebサイト:クラスタソフト対応状況(クラウド環境)
2022年9月現在では、Google Cloud上では下記の構成がサポートされています。※Windows版のLifeKeeperとJP1との組み合わせた構成は、現時点ではサポートされていないのでご注意ください。
- Linux版のLifeKeeperとDataKeeperの構成(LB方式)
- WSFCとDKCEの構成(LB方式)