LifeKeeper for Linux / Single Server Protection for Linux の最新バージョンである、v9.6.2 がリリースされました。
v9.6.2 Technical Update Information
製品受注・出荷開始日は 2022年9月21日です。
■新機能・機能変更
STANDBY NODE WRITE PROTECTION 機能の追加 | ディスクリソースの remove 処理と OSUquickCheck 処理で、ディスクデバイスおよびそのディスクのパーティションデバイスを read-only に設定することで、意図しないアクセスによるデータ破損を防ぐことができるようになりました。 |
スクリプトとして配布していた Generic ARK for Load Balancer probe reply (GenLB) を正式な Application Recovery Kit として製品に同梱 | GenLB は現在 Web サイトで配布されている Generic スクリプトです。 本リリースで純正の ARK として製品に同梱されるようになり、ユーザーが簡単にインストール、使用できるようになりました。 |
Azure Shared Disks のサポート | Azure Shared Disks をリージョン内の共有ストレージとした構成をサポートしました。 |
■追加されたサポートソフトウェア、環境
LifeKeeper for Linux | Single Server Protection | |
サポート OS の追加 |
Red Hat Enterprise Linux 8.6(*1) | Red Hat Enterprise Linux 8.6 |
Oracle Linux 8.6 (*1) | Oracle Linux 8.6 | |
Miracle Linux 8.4 | Miracle Linux 8.4 | |
Rocky Linux 8.6(*1 *2) | - |
*1 カーネルの問題により、データレプリケーション構成における非同期モードはサポートされません。
*2 Rocky Linux 8.6の利用においては以下の制限があります。
AWS/GCP/Azureをはじめとする各種クラウド環境はサポートされません。
LifeKeeper Single Server Protection はサポートされていません。
SAP Recovery Kit , SAP HANA Recovery Kitの利用はサポートされません。
■LifeKeeper for Linux v9.6.2 において修正された重大な不具合
Bug ID | 対象 | Description |
#9226 | DK | LKCLI の DataKeeper リソース操作で /dev/vgname/lvname をデバイスとして指定できない問題を修正しました。 |
#12621 | QWK | aws_s3 モードで Quorum/Witness 機能を利用時に、 s3 オブジェクトにアクセスできなくなった場合にエラーログが出力されるようになりました。 |
#12623 | QWK | Quorum/Witness 機能を利用時に、他ノードの QWK オブジェクトが 0 byte である場合にエラーログが出力されるようになりました。 |
#12624 | QWK | QWK オブジェクトの読み書きに連続で失敗した場合に、直前に出力されたエラーメッセージと同タイプのエラーメッセージであれば、ログファイルへの出力が抑制されるようになりました。これにより、対象のエラーメッセージでログファイルが埋め尽くされることがなくなり、問題の特定が容易になります。 |
#12625 | QWK | QWK オブジェクトの取得状況が変わったときにログが出力されるようになりました。 |
#13748 | DK | Oracle Linux 8.5 RHCK を使用しているユーザーは追加手順無しで DataKeeper を使用することができるようになりました。 |
#13260 | Core | lkvmhad プロセスのメモリが増えていくメモリリークのバグが修正されました。 |
#13248 | IP | 間違ったネットワーク マスクを使用して IP アドレスがネットワーク インターフェイスに手動で関連付けられている場合、IP Recovery Kit は、リソースをイン サービスにするときにエラーをログに記録し、リソースをアウト オブ サービスにするときに IP アドレスを正常に削除するようになりました。 |
#14795 | QSP | QSP で Samba と Postfix サービスを保護できるようになりました。 |
#4739 | Core | 強制シャットダウン後に /etc/default/LifeKeeper が 0 バイトになることがある問題を修正しました。 |
■v9.6.2リリース関連のダウンロード
■LifeKeeper for Linux v9.6.2 スタートアップガイド
本書は LifeKeeper for Linux v9.6.2 を使用して HA クラスターを構築するための手引書です。
インストールからはじまり、初期設定手順、概要、クラスターシステムの基本的な設定であるコミュニケーションパス(ハートビート)の設定、ファイルシステムリソースの設定までを記載しています。
なお、本手順はシステムや外部ストレージの種類に依存しない形で手順や内容を記載しております。
■LifeKeeper for Linux v9.6.2 アップデートガイド
本書では LifeKeeper for Linux v9.6.2 へのアップデートに関する手順や情報を提供します。
本手順はシステムや外部ストレージの種類に依存しない形で手順や内容を記載しております。
v9.6.1 Technical Update Information
製品受注・出荷開始日は 2022年4月20日です。
■新機能・機能変更
Oracle Cloud Infrastructure (OCI) のサポート強化 | Recovery Kit for Oracle Cloud Infrastructure を利用することで、 Oracle Cloud Infrastracture の仮想マシンのプライベート IP を LifeKeeper で制御できるようになります。 LifeKeeper で提供される多くの ARK も併せてサポートされます。 |
NFS Recovery Kit の UDP の利用に関する設定方法の改善 | UDP が無効になっている NFS を保護する際に、「NFS_RPC_PROTOCOL=tcp」を設定する必要がなくなりました。 |
SAP Recovery Kit の強化 | LifeKeeper 固有の critical_nfs_mounts_<tag> ファイルの使用をサポートするようになりました。 これにより、特定のサーバー上の特定の SAP リソースに対してこのファイルに追加された NFS マウントエントリ (たとえば、/ sapmnt / <SID> NFS 共有用)は、リソースがインサービスになる前にマウントされます。 |
■追加されたサポートソフトウェア、環境
LifeKeeper for Linux SIOS Protection Suite for Linux |
Single Server Protection | |
サポート OS の追加 | Red Hat Enterprise Linux 8.5 | Red Hat Enterprise Linux 8.5 |
Oracle Linux 8.5(*1) | Oracle Linux 8.5 | |
Rocky Linux 8.4(*2) | - | |
サポートソフトウェアの追加 | PowerGres on Linux V13 (2022年5月認定) | - |
*1 RHCK で DataKeeper をご利用の場合はインストールの際に手順が必要です。詳細はこちらをご確認ください。
*2 AWS / GCP / Azure をはじめとする各種クラウド環境はサポートされません。
■v9.6.1リリース関連のダウンロード
■LifeKeeper for Linux v9.6.1 スタートアップガイド
本書は LifeKeeper for Linux v9.6.1 を使用して HA クラスターを構築するための手引書です。
インストールからはじまり、初期設定手順、概要、クラスターシステムの基本的な設定であるコミュニケーションパス(ハートビート)の設定、ファイルシステムリソースの設定までを記載しています。
なお、本手順はシステムや外部ストレージの種類に依存しない形で手順や内容を記載しております。
■LifeKeeper for Linux v9.6.1 アップデートガイド
本書では LifeKeeper for Linux v9.6.1 へのアップデートに関する手順や情報を提供します。
本手順はシステムや外部ストレージの種類に依存しない形で手順や内容を記載しております。
v9.6.0 Technical Update Information
製品受注・出荷開始日は 2021年11月4日です。
■新機能・機能変更
IP ARK の機能強化 | 実 IP リソース作成では IP アドレス '0.0.0.0' を指定するように仕様を変更しました。これにより、仮想 IP リソースの作成前に仮想 IP アドレスを手動で作成して、それが実 IP リソースとして扱われてしまうようなケースを防ぐことができるようになりました。 |
NFS ARK の機能強化 | NFS ARK におけるデーモンの起動・監視処理を見直し、どの NFS リソースでも NFS v3/v4 として保護できるようになりました。これにより、NFSv4 でもアクティブ・アクティブ構成が可能になるなど NFSv3 と同様に使用できるようになりました。これに伴い fsid=0 の擬似ファイルシステムの保護はサポートしなくなりました。 |
EC2 ARK の機能強化 | EC2 ARK のルートテーブルシナリオで、送信元 / 送信先チェックを確認して有効の場合は無効にする機能が追加されました。 |
Microsoft Azure 上での STONITH 機能の利用 | Azure Fence Agent の提供する STONITH デバイスを、LifeKeeper で使用できるようになりました。従来より Azure 上のスプリットブレイン対策として推奨していた、Quorum / Witness と組み合わせることもでき、より強固な対策とすることも可能となります。 |
Single Server Protection との相違点 | 今回の v9.6.0 リリースにおいて、Single Server Protection との大きな機能的変更点はありません。 |
■追加されたサポートソフトウェア、環境
LifeKeeper for Linux SIOS Protection Suite for Linux |
Single Server Protection | |
サポート OS の追加 | Oracle Linux 8.4 | Oracle Linux 8.4 |
SLES15SP3(*) | SLES15SP3(*) | |
サポートソフトウェアの追加 | Oracle 21c (21.3) | Oracle 21c (21.3) |
PostgreSQL14 | PostgreSQL14 | |
FUJITSU Software Enterprise Postgres 13 (Advanced, Standard, Community) | FUJITSU Software Enterprise Postgres 13 (Advanced, Standard, Community) | |
SAP, SAP HANA support for RHEL 8.4 | - | |
SAP, SAP HANA support for SLES 15.3 | - | |
v9.6.0 で追加でサポートされるソフトウェア | EDB Postgres Advanced Server 14.0(2022年1月認定) | EDB Postgres Advanced Server 14.0(2022年1月認定) |
SAP HANA2 SP6 (2022年2月認定) | SAP HANA2 SP6 (2022年2月認定) | |
SAP S/4HANA 2021 Platform(SAP kernel 7.85)(2022年3月認定) | SAP S/4HANA 2021 Platform(SAP kernel 7.85)(2022年3月認定) |
*カーネルバージョンが 5.3.18-59.5 以降のものに限ります。
■LifeKeeper for Linux v9.6.0 において修正された重大な不具合
Bug ID | 対象 | Description |
#11101 | VMDK | VMDK のリソースを停止せずに LifeKeeper を停止すると、システムが停止する問題を修正しました。 |
#10551 | SAP HANA | SAP HANA リカバリキットは、追加の安全性チェックを実行して、SAPHANA リソースが稼働状態になったときに SAP ホストエージェントプロセスが正常に開始されたことを確認するようになりました。 |
#6728 | SAP | クリーンシャットダウン中に、依存する NFS リソースを持つ SAP リソースをサービス停止にしようとしても、LifeKeeper がハングすることはなくなりました。 |
■v9.6.0 リリース関連のダウンロード
■LifeKeeper for Linux v9.6.0 スタートアップガイド
本書は LifeKeeper for Linux v9.6.0 を使用して HA クラスターを構築するための手引書です。
インストールからはじまり、初期設定手順、概要、クラスターシステムの基本的な設定であるコミュニケーションパス(ハートビート)の設定、ファイルシステムリソースの設定までを記載しています。
なお、本手順はシステムや外部ストレージの種類に依存しない形で手順や内容を記載しております。
■LifeKeeper for Linux v9.6.0 アップデートガイド
本書では LifeKeeper for Linux v9.6.0 へのアップデートに関する手順や情報を提供します。
本手順はシステムや外部ストレージの種類に依存しない形で手順や内容を記載しております。
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