Orace Linux 8.5はLifeKeeper for Linux v9.6.1から新規にサポートいたしました。Oracle Linux 8.5でLifeKeeper for Linux v9.6.1をインストールし、共有ファイルシステムリソースにDataKeeperをご利用いただく際には、すべてのノードで以下の手順を実施していただく必要があります。
なお、本手順はUEK(Unbreakable Enterprise Kernel)を利用する場合は必要ありません。RHCK(Red Hat Compatible Kernel)を利用する場合のみ必要です。
- setupスクリプトを実行して、LifeKeeper for Linux v9.6.1をインストールします。setupの実行に関する詳細はオンラインマニュアルやスタートアップガイドをご確認ください。
- Oracle Linux 8.5 上でDataKeeperを利用するために必要なHADRパッケージに入れ替えます。
- インストールされているHADRパッケージをアンインストールします。
# rpm -e HADR-RHAS-4.18.0-all-9.4.0-6882.x86_64
- Oracle Linux 8.5で利用するHADRパッケージをインストールします。以下はLifeKeeperのインストールイメージ(sps.img)が/mntにマウントされている場合の例です。
# rpm -i /mnt/RHAS/HADR-RHAS-4.18.0-348.el8.x86_64-9.6.1-7412.x86_64.rpm
- nbdモジュールを再読み込みします。
# modprobe -r nbd; modprobe nbd
- インストールされているHADRパッケージをアンインストールします。
実施する手順は以上です。その後は通常通りDataKeeperリソースを作成しご利用いただくことができます。