対象製品:以下製品の全バージョン
- DataKeeper Cluster Edition for Windows
【現象】
ソースノードを強制的にシャットダウンした際、ターゲットノードへ DataKeeper ボリュームが切り替わらないときがある。また、ターゲットノード側で DataKeeper ボリュームが起動しない。
【要因】
DataKeeper ボリュームの切替に失敗する原因にはいくつかの要因が考えられますが、以下の現象が発生している場合があります。
1.「エラーコード 22(ERROR_BAD_COMMAND)」が発生している
ターゲット側ノードの DataKeeper ボリュームのロックを解除しようとした際、Windows OS からエラー 22 が返されたことが原因です。エラーコード 22 はデバイスが応答しなかったことを意味します。
DataKeeper ボリュームで再同期処理が稼働中の場合、本現象が発生します。
DataKeeper ボリュームリソースを切替する場合、事前に LifeKeeper GUI、あるいは DataKeeper 管理画面で、DataKeeper ボリュームの状態が「ミラーリング」であることを確認してください。
2.「エラーコード 109(ERROR_BROKEN_PIPE)」が発生している
ボリュームの処理を行っている最中に電源断等によりサーバーが意図しない形でシャットダウンした等、処理が継続できない状況が生じた影響を受けた可能性があります。
WSFC の設定で DataKeeper ボリュームリソースの再実行回数を増やすことをご検討ください。リソース再起動試行回数が増加することにより、切替失敗したリソースの再起動に成功する事例が報告されています。
上記の各対応を実施しても現象が解消されない場合、現象の詳細を確認します。
以下ナレッジ記事記載の方法で dksupprt ログを両ノードで取得のうえ、LifeKeeper 製品サポートまでお問い合わせください。
[Windows]LifeKeeper/DataKeeperのログファイルはどのように取得しますか?https://lkdkuserportal.sios.jp/hc/ja/articles/360037722351