HULFT ServerはDB Servver やhttp Server と異なり、クライアントからのアクセス(受信処理)以外に、HULFT Serverから他のHULFT Server へ通信を行う配信処理を行います。そのためクラスターでHULFT Serverを保護した場合、配信処理で使用するソースIPアドレスには仮想IPアドレスではなく各ノードのプライマリIPアドレスが割り当てられます。集信処理ではターゲットIPアドレスとして仮想IPアドレスが使用されます。
配信処理と集信処理で利用するIPアドレスが異なりますので、それぞれのIPアドレスで通信が可能となるようファイアウォールの設定を行うようにしてください。
[LifeKeeper for Linux]
LifeKeeper for Linux のIPリソースには、Server から出力するパケットのソースアドレスを仮想IPアドレスに書き換える機能「ソースアドレスセッティング」が用意されています。この機能を利用することで配信処理、集信処理の両方の処理を仮想IPアドレスで行うことが可能です。
詳細は以下をご確認ください。
https://lkdkuserportal.sios.jp/hc/ja/articles/360037325452