LifeKeeper for Linux 6.1.2からIP Recovery Kitに追加された機能に
“Source Address Setting”があります。この設定することにより、仮想IP
アドレスを送信元IPアドレスにセットし、通信を行うことができます。
この設定を行った場合に、lkGUIapp からのGUI 操作上でIPリソースの停止
や起動が行われる際に以下のような現象が発生することが確認されています。
現象
1. GUI 上からの操作時のアクションダイアログウインドウの最後に”Done”
ボタンを押して終了するが、この”Done”ボタンがアクション完了時もグレー
アウトしたままとなり、押す事ができない。
2. GUI の状態表示が一部UNKNOWN など不整合な状態になっている。
原因
これらの状態は、IP リソースの停止や起動の際に送信元アドレス設定に変更
が加わることで、途中からGUI状態表示の通信が正しく行われなくなってしま
うことに起因して発生します。
GUI の状態表示は、LifeKeeper の起動や停止後に更新されます。なおこのよ
うなGUI 表示に不整合が発生している場合でも起動・停止・切り替え等の動作
自体は問題ありません。
対処
1. “Done”ボタンが押せなくなってしまった場合:ウインドウ右上の「クローズ」
ボタンで閉じてください。
2. GUI の表示が不整合となった場合:一度、lkGUIapp の管理画面メニュー
下の左から2 番目の「Disconnect…」をクリックし、一度他のサーバと
切り離し、再度メニューの「Connect…」でログインし再接続します。
もしくは、lkGUIapp を再起動してください。
なお、本件に関連する情報として、IP Recovery KitのAdministration
Guideの以下の部分に記載がございます。
[Important Notes About the Source Address Setting]
掲載日: 2008年6月13日