共有データ領域の容量追加が必要になった場合、容量を拡張する手順について、構成別に記載します。
共有ディスク構成(FCまたはiSCSI)の場合
LVM(LVM Recovery Kit)を利用することにより、オンラインで容量拡張が可能です。手順は以下マニュアルをご参照ください。
SIOS Protection Suite for Linux テクニカルドキュメンテーション / ボリュームグループの再設定
LVM Recovery Kit を利用しない環境では、以下の手順で容量拡張を実施します。
- 拡張するノードのリソースをすべて停止する(=ディスクがアンマウントされます)
- パーティションを拡張する
- ファイルシステム領域を拡張する
- 1で停止したリソースを起動する(=拡張済の状態でディスクがマウントされます)
DataReplication構成の場合
DataKeeperリソースで使用する領域の容量拡張は、 mirror_resizeコマンドを使用します(v8.1.2以降)。v9.5.0以降のバージョンでは、オンライン拡張が可能です。手順は以下マニュアルをご参照ください。
SIOS Protection Suite for Linux テクニカルドキュメンテーション / コマンドラインからのミラー管理 > ミラーのサイズ変更
LVM on DataKeeperの場合
DataKeeperでレプリケーションされている領域をLVM
(リソースツリーの例)
/home/data
└ lvmlv5470
└ lvmvg5473
└ datarep-sdb1
└ datarep-sdb2
└ datarep-sdb3 ####新規に追加し、VGの容量拡張
手順は、以下ブログを参考にしてください。
[ブログ]ビジネス継続とITについて考える / [SPS for Linux] LVM above DataKeeper Resource 構成でのオンライン拡張
共有ディスク構成(NAS)の場合
必要な手順は特にありません。
参考資料
【新機能のご案内】LifeKeeper for Linux v9.5.0 ミラーサイズのオンライン拡張