LifeKeeper for Linux v9.3.1 から、OpenJDKの利用をサポートいたしました。対象バージョンや適用方法等の詳細な情報は以下のとおりです。
対象バージョン:
LifeKeeper for Linux v9.3.1
サポートするOpenJDK:
OpenJDK GA版10(openjdk-10.0.2)を対象とします。
サポートOS:
LifeKeeper for Linux v9.3.1でサポート表明しているOSを対象とします。
OpenJDKの適用方法:
/etc/default/LifeKeeper:PATHを編集し、OpenJDK GA版10(openjdk-10.0.2)へ置き換えることで利用可能とします。
インストール:
OpenJDK の 10.0.2 を対象とする。なお、LifeKeeperはインストール済みの前提です。
1. 公式サイトで openjdk-10.0.2を入手する。
2. ダウンロードした openjdk-10.0.2_linux-x64_bin.tar.gz を展開し配置する。
※配置する場所は任意ですが、本書では /usr/java/ 以下に配置することとします。
# tar -xf openjdk-10.0.2_linux-x64_bin.tar.gz -C /usr/java |
LifeKeeperへの設定:
1. LifeKeeperにインストールしたOpenJDKのPathを設定するため、/etc/default/LifeKeeper を変更する。
変更する前にバックアップファイルを作成する。
# cp /etc/default/LifeKeeper /root/LifeKeeper.bak # vim /etc/default/LifeKeeper~~~~~~~~~~~
PATH=/opt/LifeKeeper/bin:/usr/java/jre1.8.0_51/bin:/usr/java/bin:/usr/java/jdk1.8.0_51/bin:/bin:/usr/bin:/usr/sbin:/sbin ↓ ※書き換える PATH=/opt/LifeKeeper/bin:/usr/java/jdk-10.0.2/bin:/bin:/usr/bin:/usr/sbin:/sbin |
2. 動作確認として以下を実行し、バージョンが一致しているかを確認する。
# /usr/java/jdk-10.0.2/bin/java -version
openjdk version “10.0.2” 2018-07-17 OpenJDK Runtime Environment 18.3 (build 10.0.2+13) OpenJDK 64-Bit Server VM 18.3 (build 10.0.2+13, mixed mode) openjdk version “10.0.2” 2018-07-17 OpenJDK Runtime Environment 18.3 (build 10.0.2+13) OpenJDK 64-Bit Server VM 18.3 (build 10.0.2+13, mixed mode) ~以下省略~ |
3. 以上で設定完了。
復旧・アンインストール:
インストールの際に問題が生じた場合や、アンインストールを必要とする場合は以下の手順を実行し、以前の状態に復旧させることが可能です。
1. インストール手順で作成したバックアップファイルを上書きする。
# cp /root/LifeKeeper.bak /etc/default/LifeKeeper |
2. 配置した jdk-10.0.2 を削除する。
# rm -rf /usr/java/jdk-10.0.2 |
3. 復旧確認として以下を実行し、以前のバージョンに戻り正常に動作することを確認する。
# /opt/Lifekeeper/bin/lkGUIapp
java version “1.8.0_51” Java(TM) SE Runtime Environment (build 1.8.0_51-b16) Java HotSpot(TM) 64-Bit Server VM (build 25.51-b03, mixed mode) ~以下省略~ |
4. 以上で復旧・アンインストール完了。
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[Linux]2019年9月以降のOpenJDKサポートポリシーについて
改定履歴
[公開日: 2018年12月26日]
[更新日: 2019年9月18日] 関連記事を追加しました。