【LifeKeeper for Linux v8.x以降】
LifeKeeper のログは /var/log/lifekeeper.log にテキスト形式で出力されます。
そのため、OSの参照コマンド(cat,less等)を使用してログの内容を確認できます。
# cat /var/log/lifekeeper.log
LifeKeeper for Linux v8.x 以降のログにつきまして詳しくは、以下関連ナレッジ文書をご参照ください。
関連ナレッジ
・[Linux]LifeKeeper for Linux v8.0 以降のログファイル設定について
・[Linux]LifeKeeper for Linux v8.0 以降 のログ出力方法について
【LifeKeeper for Linux v7.xまで】
LifeKeeperのログは以下のディレクリ配下に保存されています。
/opt/LifeKeeper/out
LifeKeeperのログはテキスト形式ではないため、直接参照することはできません。ログを参照するには、lk_logコマンドを使用します。コマンドは以下のように確認をしたいLOG種別を引数に与えて実行します。
# /opt/LifeKeeper/bin/lk_log “”LOG種別””
LOG種別には以下のいずれかの値が入ります。
- log
- TTYLCM
- LCM
- LCD
- remote_execute
- SNMP
- NOTIFY
- GUI
障害検知によるフェイルオーバなどLifeKeeperの動作に関する情報の大部分は、””log””に記録されます。コマンドの実行例を以下に示します。
# /opt/LifeKeeper/bin/lk_log log
-fオプションを使用することでtailコマンドのようにリアルタイムでログを表示することが可能です。その他のログ種別に関しては、manまたはオンラインマニュアルをご参照ください。
ログを別ファイルに継続して出力する方法
LifeKeeperのログを別ファイルに保存する場合は、以下のようにlk_logコマンドに対しリダイレクションして、保存したいファイル名を指定してください。
# /opt/LifeKeeper/bin/lk_log -f -t 0 log >> “”ログファイル名””
/etc/inittab に上記の内容を記載することで OSまたはLifeKeeper起動時に、別ファイルに保存することが可能です。
/etc/inittab
# LifeKeeper inittab entries
lka:0123456:respawn:/opt/LifeKeeper/bin/lk_logmgr -l/opt/LifeKeeper/out -d/etc/default/LifeKeeper >/dev/console 2>&1
lk0:0123456:wait:/opt/LifeKeeper/bin/lcdinit >/dev/console 2>&1
lk1:0123456:respawn:/opt/LifeKeeper/bin/lcm 1>>/opt/LifeKeeper/out/LCM 2>&1
lk4:0123456:respawn:/opt/LifeKeeper/bin/ttymonlcm 1>>/opt/LifeKeeper/out/TTYLCM 2>&1
lk2:0123456:respawn:/opt/LifeKeeper/bin/lcd 1>>/opt/LifeKeeper/out/LCD 2>&1
lk3:0123456:respawn:/opt/LifeKeeper/bin/lkcheck 1>>/opt/LifeKeeper/out/log 2>&1
lk5:0123456:respawn:/opt/LifeKeeper/bin/lkscsid 1>>/opt/LifeKeeper/out/log 2>&1
lk6:0123456:respawn:/opt/LifeKeeper/bin/lkccissd 1>>/opt/LifeKeeper/out/log 2>&1
lk9:0123456:respawn:/opt/LifeKeeper/bin/runGuiServer > /dev/null 2>&1
lk8:0123456:respawn:/opt/LifeKeeper/bin/mhttpd > /dev/null 2>&1
lk10:0123456:respawn:/opt/LifeKeeper/bin/lk_log -f -t 0 log >> /var/log/lk.log
※lkaと、lk0からlk9はLifeKeeperの各種デーモンに予約されているエントリです。lk10以降を使用してください。
RHEL6以降のOSで、ログを別ファイルに継続して出力する方法
RHEL6以降のOSでは、SysVinitに替わるinitの仕組みとしてupstartが実装されています。
上記のinittabに記述する方法は利用できません。
upstartの仕組みを利用して、継続的にLifeKeeperのログを別ファイルにリダイレクトするには、以下の手順を実行してください。
1. 以下のコマンドで /etc/init/lk-log-redirect.conf ファイルを作成します。
# cat > /etc/init/lk-log-redirect.conf
start on started lk-logmgr
stop on stopping lk-logmgr
respawn
exec /opt/LifeKeeper/bin/lk_log -f -t 0 log >> /var/log/lk.log
※ログ書き出し先のファイル名は任意です。
2. initctl restart lk-logmgr を実行します。lk-logmgrの再起動と共に、ログのリダイレクトが開始されます。
3. 以降、OS起動時に自動的にLifeKeeperのログのリダイレクトが開始されます。
改訂履歴
[更新日:2010年05月25日] [更新日:2011年11月18日] [更新日:2011年12月19日] [更新日:2016年08月03日] v8.0以降のログ出力に関する情報を追記しました。