現象
Oracle プロセスやリスナープロセスを誤って停止し、サービスが停止するこ
とがあります。
原因
LifeKeeper for Linux v8.0 の Oracle リカバリキットにて、
restore/remove/quickCheck/recover 等のスクリプトの終了時に、各スクリプ
トの処理を行っているプロセスの子プロセスを停止します。その際、停止する
プロセスを決定する処理に不具合があるため、本来停止するべきではないプロ
セスを停止してしまう可能性があります。
quickCheck 実行時にこの問題が発生すると、上述の「現象」に記載したよう
に、稼働中の Oracle プロセスやリスナープロセスを停止してしまうという問
題が発生します。この状態はその後のローカルリカバリにより回復しますが、
ローカルリカバリの完了までは、一時的なサービスの停止状態となります。
影響を受けるバージョン
LifeKeeper for Linux v8 (Oracle Recovery Kit 8.0.0-5104)
対処方法
この問題は、LifeKeeper や Oracle リカバリキット設定変更等では回避でき
ません。誠に申し訳ございませんが、以下にご案内いたします、Oracle リカ
バリキット向けのパッチを適用していただく必要がございます。
パッチは上記の「影響を受けるバージョン」の通り
LifeKeeper for Linux v8 (Oracle Recovery Kit 8.0.0-5104) のみ必要とな
ります。
円滑な製品サポートをご提供するため、パッチのご提供先は弊社にて管理させ
ていただいております。お手数をお掛けして恐縮ではありますが、パッチをご
希望の際は、以下の情報とともにサポートまで申請をお願いいたします。
なお、本不具合は、LifeKeeper for Linux v8.1.1 以上のバージョンで修正対応
済みです。
・パッチ導入に際しての作業ご担当者様の以下の情報
– PSC No.
– 氏名
– 会社名
– メールアドレス
– ご連絡先電話番号
・導入先エンドユーザ名
※なお、本パッチは以下の不具合の対策としてご提供しているパッチと同じもの
です。そのため、すでに以下のパッチを適用済みの場合は、再度適用する必要は
ございません。