pinglist に登録される IP アドレスは以下2つの方法にて設定されます。
1.手動で pinglist を登録する。
・IP 構成の確認および編集
https://docs.us.sios.com/spslinux/9.5.1/ja/topic/viewing-and-editing-ip-configuration-properties
- Ping List の修正
また、以下のファイルを直接編集することでも、pinglist を編集することが可能です。
/opt/LifeKeeper/subsys/comm/resources/ip/pinglist.<ネットワークアドレス>
なお、上記ファイルを編集する際は以下の点をご留意ください。
- 1行に 1つの IP アドレスを記載してください。
- 記載されたアドレスの上から順番に Ping を行います。
- 記載されたアドレスを # 等でのコメントアウトはできません。
そのため、記載されているアドレスを削除されたい場合は、ファイルに記載されたアドレスを削除してご対応ください。
※PingListファイルに記載している IPアドレスのすべてを削除する場合は、pinglist.<ネットワークアドレス> そのものを削除してください。空白のみのファイルになりますとエラーとして扱います。
2.ブロードキャスト ping に応答したアドレスが自動で登録される。
少し複雑になりますが、IP リソース起動時、および、監視時において、仮想 IP を起動するネットワークの疎通を確認するために、ブロードキャスト ping を実行して応答を確認しています。
この際、ブロードキャスト ping に対して最初に応答のある IP アドレスが pinglist に追加されます。
IP リソースの起動および監視処理の詳細は以下をご参照ください。
・[Linux] IP Recovery Kit の処理概要(v7.4.0-)
https://lkdkuserportal.sios.jp/hc/ja/articles/360037352612
上記動作によって、お客様側で意図しない IP アドレスが pinglist に追加されることがあるため、本動作を無効としたい場合は、以下を参考にブロードキャスト ping の設定を無効としてください。
<変更手順>
/etc/default/LifeKeeper ファイル内の以下のパラメータを 0 から 1 に変更してください。
NOBCASTPING=1
変更は動的に反映されますので LifeKeeper やリソースの再起動は不要です。
また、リソースが起動している状態で変更しても影響はありません。
・IPパラメータ一覧
https://docs.us.sios.com/spslinux/9.5.1/ja/topic/ip-parameters-list
改訂履歴
[公開日:2021年06月07日]
[改訂:2021年11月26日] pinglistファイルのあるIPアドレスのすべてを削除する場合の注意事項を追加。