対象製品:以下製品の全バージョン
・SIOS Protection Suite for Windows
・DataKeeper Cluster Edition for Windows
・DataKeeper Standard Edition for Windows
【現象】
DataKeeperにてミラー化しているボリューム上にページングファイルがあるとミラーリングを再開出来ません。
この際、ターゲット側のシステムイベントログに以下のようなメッセージが出力されます。
[例]
Error,ExtMirr,137,Mirror Creation,The target side mirror creation has failed.
Volume Device:
Source Comptr: xxx.xxx.xxx.xxx (ソース側 IPアドレス)
Source Volume: x (ミラー化しているソース側のボリューム)
Target Volume: x (ミラー化しているターゲット側ボリューム)
Error Code: 0xC0000055
There was an error creating the thread to handle the mirroring activities. (The error code above is a driver status value).
【原因】
DataKeeperでミラーリングを行う際、ターゲット側のボリュームについては他プロセスからのアクセスを抑制するためにボリュームをロックします。
しかし、該当のボリュームにページングファイルがあると、ボリュームロックがエラーとなり、ミラーリングを再開できなくなるためです。
【対処】
WindowsOSのページングファイルの設定を確認し、DataKeeperボリューム上にページングファイルを配置しないようにしてください。
なお、ページングファイルを自動設定にしている場合、自動的にDataKeeperボリューム上に配置されることがありますので、明示的にDataKeeperボリューム以外にページングファイルを設定されることをお勧めします。
公開日:2021年2月12日