次の方式がLifeKeeper for Linuxでサポートされています。
方式 |
DataKeeper |
NAS | 共有ディスク |
SCSI-2/3 RESERVE | 適用不可 | 適用不可 | 適用可 要RDM※1 |
Quorum Witness Server Kit | 適用可 | 適用可 | 適用可 |
IPMI / STONITH | 適用可 | 適用可 | 適用可 |
Comfirm_SO(自動切り替えの停止)※2 | 適用可 | 適用可 | 適用可 |
※1:vShere環境で共有ディスクにSCSI2/3 RESERVEを使用する場合は、RDMでVMにディスクを見せる必要があります。
※2:運用設計次第です。通常は適用しません。
なお、各I/Oフェンシング方式の詳細は下記のとおりです。
■SCSI-2/3 Reservation
共有ストレージに対して、SCSI-2/3のreserveを発行し、共有ストレージ自体の機能でI/O Fencingを実現します。非常に強固な方式である一方、本方式への対応の可否は個々のストレージに依存するといった特徴があります。
■Quorum / Witness Serverh
LifeKeeper v7.3 から追加された機能です。SCSI Reservationに対応していないストレージを使用する場合や、DataKeeperやNASといった環境に対して、SCSI Reservationと同等レベルのI/O Fencingを提供します。
■IPMI/STONITH
他ノードの電源を強制的に遮断する機能です。LifeKeeper v7.5から、 仮想環境上の各ゲストOSに対して、電源遮断を行うVirtual STONITHがサポートされました。
■confirm_SO
自動切り替えを抑止し、管理者による手動切り替えの実行を待つモードです。有効なノードを確認してから切り替えを行うことが出来るメリットがありますが、可用性は低下します。