対象製品:以下製品の全バージョン
SIOS Protection Suite for Windows
Single Server Protection for Windows
LifeKeeper のノード間において、コミュニケーションパスの全断を検知した場合、ノード障害に
おけるフェイルオーバー処理に移行しますが、Windows 版 LifeKeeper では、フェイルオーバー
処理に移行する前に、セーフティチェックが動作します。
セーフティチェックでは、ノード上にて利用可能な全ての NIC を用いて、対向先ノードとの
疎通確認を実施します。
セーフティチェックにて、ノード間の疎通確認が成功した場合、フェイルオーバー処理は中断と
なり、稼動系ノードおよび待機系ノードは通常運用を継続します。
失敗した場合は、フェイルオーバー処理を開始します。
なお、セーフティチェックは無効化できません。
その他、上記説明における各状況が発生した際、Windows イベントログ(アプリケーション)では
次の情報が記録されます。
■コミュニケーションパス全断を検知
*ERROR* (No. ###) COMMUNICATIONS TO "ホスト名" FAILED
■セーフティチェック失敗
*ERROR* (No. ###) SAFETY CHECK FAILED FOR "ホスト名":PAUSING COMM_DOWN
(ご参考)
セーフティチェックが成功(ノード間の疎通確認が成功)した場合は、
以下のメッセージを出力しフェイルオーバは行いません。
*ERROR* (No. ###) SAFETY CHECK ABORTED:ABORTING COMM_DOWN
■フェイルオーバ開始
*INFO* (No. ###) FAILOVER RECOVERY OF MACHINE <ホスト名> STARTED
【関連情報】
[Linux][Windows]共有ストレージを使用しています。ハートビートが全て切断された場合、
どのような挙動を示しますか?
https://lkdkuserportal.sios.jp/hc/ja/articles/360037887931