事象
lkcli を使用して LifeKeeper の構成情報を export した後、例として以下のエラーにより import が失敗します。
エラーの例
# /opt/LifeKeeper/bin/lkcli import resource --file lk_export
> dk_create: device error
対象
LifeKeeper for Linux v9.5.0以降
原因
インポート先のノードに、エクスポート元のノードと同じ構成情報を持っていない場合、エラーとなりimport が失敗します。
lkcli import コマンドは、エクスポートされた情報をもとにして、LifeKeeper に新規設定を実施するコマンドです。エクスポートファイルは、ホスト名とIPアドレスのみ修正がサポートされます。それ以外の修正はサポートされません。つまり、あらかじめデバイス情報を含むその他の情報は同じ状態とし、かつ LifeKeeper がそれを認識できる状態としておく必要があります。
対応方法
インポート先のノードに、エクスポート元のノードと同じ情報を持つよう設定してください。
エラーの例に記載のように device error が発生した場合は、以下1および2の対応を実施してください。
1.import する環境が、export 元の環境と同じデバイスファイル名を持っていることを確認する
2.デバイスを LifeKeeper が認識できるよう、以下の手順を実施する
以下のファイルを編集します。
/opt/LifeKeeper/subsys/scsi/resources/DEVNAME/device_pattern
上記ファイルに例として以下のように追記し、保存してください。
/dev/sd* ///使用するデバイス名について追記
/dev/nvme* ///使用するデバイス名について追記
/dev/dm-* ///使用するデバイス名について追記
※作業は両ノードで行ってください。
参考資料
SIOS Protection Suite for Linux テクニカルドキュメンテーション / LKCLI(LifeKeeper コマンドラインインターフェース)
[Linux]ERROR 104052: Cannot get the hardware ID of device “デバイス名”について