事象
「対象バージョン」に記載の LifeKeeper for Linux をご利用の環境で、 rsyslog サービスの停止、または再起動に伴う動作を systemd(※) 経由で実施した場合に LifeKeeper サービスも停止、または再起動してしまいます。LifeKeeper の lklogconfig コマンドでの設定変更や、systemctl isolate での GUI/CUI での切り替え時などの操作がこれにあたります。(他どのような時に rsyslog サービスが再起動されるかはご利用のソフトウェアや OS のマニュアル等でご確認ください)
※RHEL7 以降で導入された Linux OS のシステム(サービス)管理ユーティリティ
対象バージョン
v9.4.0、v9.4.1
対処方法
この問題に対しては以下 1. 、2. のいずれかの対処を実施ください。
- LifeKeeper for Linux v9.5.0 へバージョンアップする。
- systemd に設定する LifeKeeper のユニットファイルを更新し、この問題に対処する。
[ユニットファイル更新方法]
1) 以下のユニットファイルをエディタより編集します。
/usr/lib/systemd/system/lifekeeper.service
または
/etc/systemd/system 配下に lifekeeper.service をコピーして編集します。
- 修正前
Requires=steeleye-runit.service rsyslog.service
Wants=blk-availability.service remote-fs.target
- 修正後
Requires=steeleye-runit.service
Wants=blk-availability.service remote-fs.target rsyslog.service
2) systemd のデーモンを再起動します。
# systemctl daemon-reload
※LifeKeeper の再起動は不要です。
※systemd のデーモン再起動による他サービスへの影響は生じません。
[公開日:2020年05月21日]