LifeKeeper for Linux v9.3 以降のバージョンは、インストールに際しパッケージマネージャ(yum もしくは zypper)が使用され、依存するパッケージが自動的にインストールされます。パッケージマネージャの利用にあたっては、リポジトリへのアクセスが必要です。クローズドなネットワーク環境にLifeKeeper をインストールする必要がある等の理由で、外部ネットワークにあるリポジトリにアクセスできない場合は、OSのDVDをリポジトリとして利用することができます。
手順
以下、一例として Red Hat Enterprise Linux 7.7 のメディアを使用してyumコマンドを実行する手順を示します。※本手順はあくまで参考です。不明な点、詳細は、OSのサポートにお問い合わせください。
OSのメディアをマウントする
# ll /mnt/cdrom
合計 974
dr-xr-xr-x. 3 root root 2048 7月 23 2019 EFI
-r--r--r--. 1 root root 8266 7月 23 2019 EULA
-r--r--r--. 1 root root 18092 7月 23 2019 GPL
dr-xr-xr-x. 2 root root 2048 7月 23 2019 LiveOS
dr-xr-xr-x. 2 root root 946176 7月 23 2019 Packages
-r--r--r--. 1 root root 3375 7月 3 2019 RPM-GPG-KEY-redhat-beta
-r--r--r--. 1 root root 3211 7月 3 2019 RPM-GPG-KEY-redhat-release
-r--r--r--. 1 root root 1796 7月 23 2019 TRANS.TBL
dr-xr-xr-x. 4 root root 2048 7月 23 2019 addons
-r--r--r--. 1 root root 1455 7月 23 2019 extra_files.json
dr-xr-xr-x. 3 root root 2048 7月 23 2019 images
dr-xr-xr-x. 2 root root 2048 7月 23 2019 isolinux
-r--r--r--. 1 root root 114 7月 23 2019 media.repo
dr-xr-xr-x. 2 root root 2048 7月 23 2019 repodata
リポジトリファイル(.repo )を作成する
# touch /etc/yum.repos.d/redhat-dvd.repo
# vi /etc/yum.repos.d/redhat-dvd.repo
[rhel-dvd]
name=Red Hat Enterprise Linux 7.7 - x86_64 - DVD
baseurl=file:///mnt/cdrom/ ###リポジトリのパス
enabled=1 ###有効状態にする
gpgcheck=1
gpgkey=file:///mnt/cdrom/RPM-GPG-KEY-redhat-release ##GPG公開鍵ファイルのパス
yum コマンドを実行する
# yum list
パッケージリストが出力されれば成功です。
※クローズドな環境でご利用の場合は他のオンライン用のレポジトリを無効にしてください。