対象製品:
SIOS Protection Suite for Linux v9.4.1 ~ v9.5.2
LifeKeeper for Linux v9.4.1 ~ v9.5.2
事象の概要:
LifeKeeper for Linux + VMDK as Shared Storage Recovery Kitの構成において、LifeKeeperを停止した際にOSが停止する問題が発生する可能性があります。
※また、LifeKeeperのバージョンアップ時にもLifeKeeperの停止が行われ、本事象が発生する可能性があります。
原因:
リソースの停止を伴わないLifeKeeperの停止(lkstop -f)を実行した際に、VMDKリソースの監視処置が継続して実行されてしまい、異常と判断されることでシステムが停止されます。
対処方法:
パッチを適用することで不具合を回避できます。
パッチをご希望の際は、弊社サポートまでお問い合わせください。
VMDKリソースがある環境にてLifeKeeperをバージョンアップされる場合は、弊社サポートまでお問い合わせください。
パッチが適用されていない場合、VMDKリソースがある環境でLifeKeeperを停止する際、以下の手順に従って停止を実施してください
※VMDK リソースが無い構成であれば、この問題は発生しません。
■VMDKリソースの停止が可能である場合
全てのVMDKリソース停止処理を実行します。
# /opt/LifeKeeper/bin/perform_action -t <VMDKリソースタグ名> -a remove
VMDKリソースの停止を確認したのち、lkstop コマンドで LifeKeeper を停止させる。
# /opt/LifeKeeper/bin/lkstop
■VMDKリソースの停止が難しい場合
VMDKリソースがIn Serviceの場合、待機系にスイッチオーバします。(待機系で実行)
# /opt/LifeKeeper/bin/perform_action -t <VMDKリソースタグ名> -a restore
元稼働系のLifeKeeperを停止します。
# lkstop
注意事項:
調整可能パラメーター VMDK_ERROR を設定しないでください。
VMDK_ERRORを設定してLKのみの停止をすると、次回起動時に監視プロセスが重複して起動する可能性があります。
改訂履歴
[公開日:2021年9月17日]
[改訂:2021年10月6日] バージョンアップ時はお問い合わせいただく事を記載
[改訂:2021年10月19日] パッチのご案内を記載
[改訂:2022年11月8日] 語彙の表記を一部修正
関連ワード
#バージョンアップ #アップデート #アップグレード