本ページでは、データレプリケーションリソースにてミラーリングを設定されている環境において、プライマリサーバー・セカンダリサーバーのいずれかにて障害復旧を実施した場合を想定し、ディスクの再同期方法についてシナリオ別に解説します。
目次
セカンダリサーバにて障害復旧を実施した場合
※
※プライマリ(ソース)サーバが正常動作中
DataKeeper GUI上にてミラーリングのステータスが正常な場合
プライマリサーバー側にて、DataKeeper GUI より「全ミラーの再同期」を実施します。
- 再同期したいミラーを含むジョブを選択します。
- ジョブの上で右クリックし、 [全ミラーの再同期] を選択するか、または [操作] タスクペインから [全ミラーの再同期] を選択します。
- [はい] を選択し、選択したジョブですべてのミラーを再同期します。
- [ミラー概要] ウィンドウで、ミラーの状態が [ミラーリング] に変わります。
DataKeeper GUI上にてミラーリングのステータスが異常として表示されている場合
- プライマリ・セカンダリサーバー両側にて、ミラーリングの情報を削除(ロック解除を実施)します。
- 管理者権限でWindows コマンドプロンプトを起動します。
- 次のコマンドを実行し、カレントディレクトリを変更します。
cd %extmirrbase% # または、cd C:\Program Files (x86)\SIOS\DataKeeper\
- 次のコマンドを実行し、ミラーリングの情報を削除します。
.\Support\cleanupmirror.cmd <ボリュームレター>
- 必要に応じて、
交換したディスクのフォーマットを実施します。 - DataKeeperにてミラーリングの再作成を行います。
- LifeKeeperにてデータレプリケーションリソースを再作成します。
※再作成完了後に全同期が自動的に処理されます。
プライマリ(ソース)サーバにて障害復旧を実施された場合
※セカンダリ(ターゲット)サーバが正常動作中
DataKeeper GUI上にてミラーリングのステータスが正常な場合
- 障害復旧前にセカンダリサーバー側にて、
LifeKeeper GUIより、自身がデータレプリケーションリソースの稼働系となるようスイッチオーバーを実施します。 - データレプリケーションリソースの対象となるディスクに、格納されたデータに破損やその他の異常等が無いことをご確認ください。異常をご確認された場合は、
対象のデータにおいて適切な方法より修復していただけますようお願い致します。 - 障害復旧を実施します。
- 復旧を終えたサーバの起動が完了後、DataKeeper GUI より、「全ミラーの再同期」を実施します。
- 再同期したいミラーを含むジョブを選択します。
- ジョブの上で右クリックし、 [全ミラーの再同期] を選択するか、または [操作] タスクペインから [全ミラーの再同期] を選択します。
- [はい] を選択し、選択したジョブですべてのミラーを再同期します。
- [ミラー概要] ウィンドウで、ミラーの状態が [ミラーリング] に変わります。
DataKeeper GUI上にてミラーリングのステータスが異常として表示されている場合
- プライマリ・セカンダリサーバー両側にて、ミラーリングの情報を削除(ロック解除を実施)します。
- 管理者権限でWindows コマンドプロンプトを起動します。
- 次のコマンドを実行し、カレントディレクトリを変更します。
cd %extmirrbase% # または、cd C:\Program Files (x86)\SIOS\DataKeeper\
- 次のコマンドを実行し、ミラーリングの情報を削除します。
.\Support\cleanupmirror.cmd <ボリュームレター>
- 必要に応じて、
交換したディスクのフォーマットを実施します。 - セカンダリーサーバーを新プライマリサーバーとして扱います。新プライマリサーバーにて、
データレプリケーションリソースの対象となるディスクに格納されたデータに破損やその他の異常等 が無いことをご確認ください。異常をご確認された場合は、 対象のデータにおいて適切な方法より修復していただけますようお願い致します。 - DataKeeperにてミラーリングの再作成を行います。
- LifeKeeperにてデータレプリケーションリソースを再作成します。
※再作成完了後に全同期が自動的に処理されます。
改訂履歴
[公開日:2021年9月13日]