LifeKeeper for Windows Oracle リカバリキットを利用したリソースを作成する際のつまずきやすい注意点をまとめました。リソース作成がうまくいかない場合にご参考いただければ幸いです。
Oracle ホームディレクトリ
Oracle_Home をローカルディスクに指定する構成は未サポートです。
共有ボリューム内に Oracle_Home や DB を構成してください。
Oracle_Home と DB 領域を別の共有ボリュームにする場合は Orcle_Home 側はリソース作成後に Oracle リソースの依存関係として構成されていない為、Oracle リソース作成後に手動で Oracle リソースの依存関係に追加してください。
例)
DB : Eドライブ
Oracle_Home :Fドライブ
リソース作成後の依存関係
Oracle
└ Vol.E
Vol.F
Oracle リソースと Vol.F リソースで依存関係を作成します。
Oracle
├ Vol.E
└ Vol.F
Oracle SID
SID は任意の名前を付けてください。
Oracle ユーザ名
sysdba 権限を持つユーザを指定してください。
リソース作成時に sys ユーザを指定することは出来ないのでご注意ください。
(弊社では system ユーザで動作確認が行われております)
パスワードの入力
@ 等、一部記号文字はパスワードとして利用出来ない場合がございます。
その際はパスワードを変更して状況が改善するかご確認ください。
オプションサービス
選択していないサービスは Oracle リソースと一緒に起動しません。(Listener サービスを除く)
後から追加することが出来ます。
リスナー
リスナー名はデフォルトの「Listener」は利用出来ません。
※リスナー名は SID と同じ名前にすることを推奨しております。
リスナーの接続先は IP リソース(または LAN Managerリソース)で作成する仮想 IP アドレス(または仮想ホスト名)を指定してください。
リスナーで利用する IP リソース(または LAN Managerリソース)はリソースの依存関係の一番上となるようにしてください。
こちらも併せてご参考ください。
【実践】LifeKeeper for Windowsを使ってのOracleDBクラスター構成ガイド
https://bcblog.sios.jp/configurationguide-lkw-oracledb/