以下は、Amazon Web Services (以後「AWS」という) が提供するAWS Marketplace からSIOS LifeKeeperをご購入頂いた方のみを対象とした内容になります。
LifeKeeper for Linux (以後 「LK-L」という)が、EC2 Image Builderコンソールのソフトウェアコンポーネントとして利用可能になりました。(2025/1予定)
今回の対応により、お客様はEC2 Image Builderで構築するイメージにLK-LとLifeKeeper Web Management Console (以後 「LKWMC」という)をシームレスに追加できるようになります。
LK-Lの機能についての詳しい説明は、製品版のオンラインマニュアルを参照してください。
LKWMCの機能についての詳しい説明は、製品版のオンラインマニュアルを参照してください。
【LK-Lの製品版との主な相違点】
- サポートするクラスターは2ノードのみとなります。
- サポートするOSは、以下のみとなります。
- Red Hat Enterprise Linux 8
- サポートする ARK(Application Recovery Kits) は、以下のみとなります。
- FileSystem Recovery Kit
- Generic Application Recovery Kit
- IP Recovery Kit
- Quick Service Protection (QSP) Recovery Kit
- Recovery Kit for EC2
- Recovery Kit for Route 53
- LB Health Check Kit
- NAS Recovery Kit
- SIOS DataKeeper for Linux
- Quorum/Witness
- storage モードで、Amazon Simple Storage Service (Amazon S3) を使用する場合のみ。
- LKWMC はコンポーネント内に含まれているため、別途インストールは不要です。
【コンポーネントバージョン対応表】
コンポーネントのバージョンと、LK-Lバージョンの対応は次の通りです。
コンポーネント(sios-lifekeeper-for-linux)のバージョン |
LK-L バージョン |
2024.12.23 |
v9.9.0 (9.9.0.payg01 と表示されます。) |
【使用方法】
LK-Lのコンポーネントを利用して、LK-LおよびLKWMCがセットアップされたEC2インスタンスを構築する手順は、次の通りです。
- 前提条件
EC2 Image Builderを利用するための要件として、AMIを作成するリージョンには、デフォルトVPCが必要です。
下記2.のイメージパイプライン作成のインフトラストラクチャ設定で使用します。
- イメージレシピの作成
詳細は EC2 Image Builder ユーザーガイドのチュートリアル の「ステップ 2: レシピを選択する」を参照してください。
なお、以下の値を設定します。項目 値 イメージタイプ Amazon Machine Image (AMI) イメージオペレーティングシステム (OS) Red Hat Enterprise Linux 8 x86 ビルドコンポーネント Recovery Kit for EC2 または Recovery Kit for Route 53 を利用する場合には、AWS CLI が必要になるため、[Amazon 管理] - [aws-cli-version-2-linux] コンポーネントを追加します。 [AWS Marketplace] - [sios-lifekeeper-for-linux-prod-3eelqedjitewi]を追加します。
- イメージパイプラインの作成
詳細は EC2 Image Builder ユーザーガイドのチュートリアルの「Image Builder コンソールウィザードAMIからの出力を使用してイメージパイプラインを作成する」を参照してください。
なお、チュートリアルのステップ2では、上記1.で作成したレシピを選択します。
- イメージパイプラインの実行
2.で作成したイメージパイプラインを選択し、アクションから実行します。
実行が完了するまで20から30分ほど待ちます。
正常終了した場合、AMイメージが作成されます。
- EC2インスタンスの作成
3.で作成したAMIイメージからEC2インスタンスを、2個作成します。
- 作成した各EC2インスタンスで、LifeKeeperのGUIユーザーアカウントの設定
詳細は「GUI ユーザーの設定」を参照してください。
例) lkadminグループに、adminユーザーを追加sudo useradd -g lkadmin admin
sudo passwd admin
- LKWMCへのアクセス設定
- 作成したEC2インスタンスがパブリックサブネットに存在する場合、TCP Port 5110 でクライアントPCから接続できるようにネットワークセキュリティを設定してください。アクセスするURLは次のようになります。
https://{IPアドレスまたはホスト名}:5110/lkgui/# - 作成したEC2インスタンスがプライベートサブネットに存在する場合、SSHポートフォワーディングを利用してください。詳細は、「クラウド環境でのSSHポートフォワーディングを利用したGUIへの接続」を参照してください。
- 作成したEC2インスタンスがパブリックサブネットに存在する場合、TCP Port 5110 でクライアントPCから接続できるようにネットワークセキュリティを設定してください。アクセスするURLは次のようになります。
- LKWMCへアクセスする
クライアントPCからWebブラウザーでLKWMCにアクセスします。
SSL証明書の警告が表示されますが、先に進みます。
上記 5 で作成したユーザーアカウントで、LKWMC に サインインします。
【利用上の注意】
- x86アーキテクチャーのみ対応しています。ARMには対応していません。
- LK-Lのコンポーネントは、us-east-1 リージョンに存在します。そのため、us-east-1リージョンに障害が発生した場合は、LK-Lコンポーネントを利用したAMI作成ができない場合があります。
【利用規約について】
ご利用に際してはご購入いただいた商品ページに記載されているエンドユーザーライセンス契約書の内容が適用されます。
【サポート内容、範囲】
-
当製品で提供するサポート内容及びサポート範囲は、下記に記載の標準サポート相当の内容となります。
https://bccs.sios.jp/lifekeeper/support.html
【サポートへのお問い合わせ方法】
製品サポートへのお問い合わせ手順
お問い合わせに必要なもの
|
-
サブスクリプションご購入登録フォームの申請
ご購入者登録フォームより申請してください。
LifeKeeper/Single Server Protection サブスクリプションご購入情報登録 フォーム
-
ユーザーポータルへサインイン
- 初めてサインインIDが作成された方
以下のメールが送付されておりますので、メールに記載の内容に沿ってパスワードの本設定を行ってください。
件名:LifeKeeper/DataKeeper ユーザーポータルにお申込みいただきありがとうございます -
すでにサインインIDをお持ちの方
お持ちのIDで、ユーザーポータルへサインインしてください。
- 初めてサインインIDが作成された方
-
「マイページ」リンクから契約・PSC番号確認
ユーザーポータルへサインイン後、TOP右上の「マイページ」リンクより、ご契約のPSC番号を確認してください。
-
ユーザーポータルのお問い合わせからリクエスト送信
お問い合わせフォームよりリクエストを送信してください。
尚、ユーザーポータルのサインインIDが作成されると、以下のサービスをご利用いただけます。
- 製品サポートへのお問い合わせ
- マイページのご利用(エンドユーザー様限定)