以下は、Amazon Web Services (以後「AWS」という) が提供するAWS Marketplace からSIOS LifeKeeper Single Server Protectionをご購入頂いた方のみを対象とした内容になります。
LifeKeeper Single Server Protection for Linux (以後 「LKSSP-L」という)が、EC2 Image Builderコンソールのソフトウェアコンポーネントとして利用可能になりました。(2024/12/4)
今回の対応により、お客様はEC2 Image Builderで構築するイメージにLKSSP-LとLifeKeeper Web Management Console (以後 「LKWMC」という)をシームレスに追加できるようになります。
LKSSP-Lの機能についての詳しい説明は、製品版のオンラインマニュアルを参照してください。
LKWMCの機能についての詳しい説明は、製品版のオンラインマニュアルを参照してください。
【LKSSP-Lの製品版との主な相違点】
- サポートするOSは、以下のみとなります。
- Amazon Linux 2023
- LifeKeeperは、Amazon Linux 2023 を Amazon EC2 で直接実行する構成をサポートします。Amazon EC2 以外で Amazon Linux 2023 を使用する構成はサポートしていません。
- カーネルバージョンがkernel-6.1まで一致するすべてのバージョンをサポートします。例えば、kernel-6.1.90-99.173やkernel-6.1.91-99.172はサポート対象です。
- Amazon Linux 2023
- サポートする ARK(Application Recovery Kits) は、以下のみとなります。
- FileSystem Recovery Kit
- Generic Application Recovery Kit
- IP Recovery Kit
- Quick Service Protection (QSP) Recovery Kit
- LKWMC はコンポーネント内に含まれているため、別途インストールは不要です。
【コンポーネントバージョン対応表】
コンポーネントのバージョンと、LKSSP-Lバージョンの対応は次の通りです。
コンポーネント(sios-lifekeeper-single-server-protection-linux)のバージョン | LKSSP-L バージョン |
2024.11.19 |
v9.9.0 (9.9.0.payg01 と表示されます。) |
【使用方法】
LKSSP-Lのコンポーネントを利用して、LKSSP-LおよびLKWMCがセットアップされたEC2インスタンスを構築する手順は、次の通りです。
- 前提条件
EC2 Image Builderを利用するための要件として、AMIを作成するリージョンには、デフォルトVPCが必要です。
下記2.のイメージパイプライン作成のインフトラストラクチャ設定で使用します。
- イメージレシピの作成
詳細は EC2 Image Builder ユーザーガイドのチュートリアル の「ステップ 2: レシピを選択する」を参照してください。
なお、以下の値を設定します。項目 値 イメージオペレーティングシステム (OS) Amazon Linux 2023 x86 ビルドコンポーネント sios-lifekeeper-single-server-protection-linux-prod-q4nbbdg3plwoo
イメージタイプ Amazon Machine Image (AMI)
- イメージパイプラインの作成
詳細は EC2 Image Builder ユーザーガイドのチュートリアルの「Image Builder コンソールウィザードAMIからの出力を使用してイメージパイプラインを作成する」を参照してください。
なお、チュートリアルのステップ2では、上記1.で作成したレシピを選択します。
- イメージパイプラインの実行
2.で作成したイメージパイプラインを選択し、アクションから実行します。
実行が完了するまで20から30分ほど待ちます。
正常終了した場合、AMイメージが作成されます。
- EC2インスタンスの作成
3.で作成したAMIイメージからEC2インスタンスを作成します。
- LifeKeeperのGUIユーザーアカウントの設定
詳細は「GUI ユーザーの設定」を参照してください。
例) lkadminグループに、adminユーザーを追加sudo useradd -g lkadmin admin
sudo passwd admin
- LKWMCへのアクセス設定
-
- 作成したEC2インスタンスがパブリックサブネットに存在する場合、TCP Port 5110 でクライアントPCから接続できるようにネットワークセキュリティを設定してください。アクセスするURLは次のようになります。
https://{IPアドレスまたはホスト名}:5110/lkgui/# - 作成したEC2インスタンスがプライベートサブネットに存在する場合、SSHポートフォワーディングを利用してください。詳細は、「クラウド環境でのSSHポートフォワーディングを利用したGUIへの接続」を参照してください。
- 作成したEC2インスタンスがパブリックサブネットに存在する場合、TCP Port 5110 でクライアントPCから接続できるようにネットワークセキュリティを設定してください。アクセスするURLは次のようになります。
- LKWMCへアクセスする
クライアントPCからWebブラウザーでLKWMCにアクセスします。
SSL証明書の警告が表示されますが、先に進みます。
上記 5 で作成したユーザーアカウントで、LKWMC に サインインします。
【利用上の注意】
- x86アーキテクチャーのみ対応しています。ARMには対応していません。
- LKSSP-Lのコンポーネントは、us-east-1 リージョンに存在します。そのため、us-east-1リージョンに障害が発生した場合は、LKSSP-Lコンポーネントを利用したAMI作成ができない場合があります。
- Amazon Linux 2023 の IP Recovery Kit は、ネットワークがリンクダウンすると回復できません
ネットワークがリンクダウンすると、IP Recovery Kitのリカバリ処理は失敗します。 IP Recovery Kitは、リンクがダウンしたことを検出した後、nmcliコマンドを使用してリンクダウンから回復しようとします。 しかし、Amazon Linux 2023にはnmcliユーティリティが含まれていないため、リカバリ処理は失敗します。
[対応策]
/etc/default/LifeKeeper の設定値を以下に設定すれば、ネットワークインターフェースのリンク状態のチェックを無効化できます。
IP_NOLINKCHECK=1
【利用規約について】
ご利用に際してはご購入いただいた商品ページに記載されているエンドユーザーライセンス契約書の内容が適用されます。
【サポート内容、範囲】
- 当製品で提供するサポート内容及びサポート範囲は、下記に記載の標準サポート相当の内容となります。
https://bccs.sios.jp/lifekeeper/support.html
【サポートへのお問い合わせ方法】
製品サポートへのお問い合わせ手順
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LifeKeeper/Single Server Protection サブスクリプションご購入情報登録 フォーム
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