LifeKeeper for Linuxで、クラスターの共有データ領域として利用できる構成について記載します。
共有ディスク構成
FC/ISCSI(SAN)接続ストレージ
SCSIプロトコルでアクセスするblockストレージの領域を、共有データ領域として使用する方式です。
※仮想環境での構成イメージ
ドキュメントサイトに掲載される「サポートストレージ一覧」は、LifeKeeper for Linux がサポートするストレージおよび接続方式(FC/iSCSI)を記載しています。LifeKeeper でストレージの利用を検討する場合は、当該資料よりサポートされる構成を必ずご確認ください。
物理環境では、接続する方式によって必要な場合は、マルチパスARKを追加で導入します。詳細は各バージョンの「サポートストレージ一覧」を参照してください。
仮想環境(VMware vSphere環境)では、FC接続ストレージを使用する場合は、 RDM(物理互換モード)を使用します。また仮想環境でiSCSI接続ストレージを使用する場合は、クラスターノードにiSCSIイニシエーターを導入して使用します(RDMは利用できません)。
NAS (Network Attached Storage)
SCSIプロトコルでアクセスするblockストレージの領域を、共有データ領域として使用する方式です。
※仮想環境での構成イメージ
クラスターノードに、NAS Recovery Kit を追加で導入します。
VMDK
VMware vSphere 上で構成する仮想ディスク領域を、共有データ領域として使用する方法です。
クラスターノードに、VMDK as Shared Storage Recovery Kit を追加で導入します。
レプリケーション構成
各クラスターノードのローカルストレージ領域をノード間でレプリケーションし、共有データ領域として使用する方式です。
※仮想環境での構成イメージ
DataKeeper for Linux を追加で導入します。
上記いずれにも該当しない構成
上記以外のストレージ種別および接続要件で、LifeKeeperの共有データ領域とすることも可能です。その場合、以下のURLをご参照ください。
新しいストレージサポートポリシー(Any Storage)について
参考資料
[Linux]LifeKeeper for Linux 仮想環境構成ガイド
仮想環境で共有データ領域を使用する場合の構成について詳しく記載があります。