LifeKeeper for Linuxのコミュニケーションパス作成に関して、よくある質問をまとめました。
Q1:コミュニケーションパスで設定する経路は、「LANケーブルで直結」でも良いのか?
A1:はい。
スイッチを利用して接続しても直結しても設定が可能です。(Quorum/WitnessのMajorityモード構成を含む)3ノード以上の構成の場合は、スイッチが必要となることが想定されます。
Q2:DataKeeperで利用するミラーリング経路は、コミュニケーションパスとは別に設ける必要があるのか?
A2:いいえ。
ミラーリングの経路は、設定済みコミュニケーションパスを選択する必要があります。そのため、ミラーリングの経路を予めコミュニ―ションパスとして設定しておく必要があります。
DataKeeperによるレプリケーションを使用した環境での注意点としては、「ミラーリングで利用しているNIC」と「IPリソースで利用しているNIC」が同じにならないよう注意してください。
Q3:コミュニケーションパスは1本だけでも良いのか?
A3:可能ですが、推奨されません。
コミュニケーションパス1本だけの構成も可能ですが、LifeKeeperはコミュニケーションパスを複数設定いただく事を強く推奨しています。1本の経路で通信できなくなった場合も残りの経路で疎通確認が行えるため、不要なフェイルオーバーを防止することも可能です。また、コミュニケーションパスが1本だけ設定されている場合、LifeKeeperGUI 画面ではサーバーアイコンが警告表示となります。これは、コミュニケーションパスの冗長性がないこと示すメッセージとなります。
Q4:物理NIC(ネットワークアダプタ)が2つある環境において「チーミングされている1本のコミュニケーションパス」と「チーミングされていない2本のコミュニケーションパス」のどちらが良いのか?
A4:どちらが推奨というのはありません。
サーバー間の疎通確認を行う経路が冗長化されている事が重要です。ただ、前項でも記載しているとおり、コミュニケーションパスが1本の場合は、LifeKeeperGUI上で警告マークが表示されます。