現象
Generic ARK for JP1のリソース起動時にlifekeeper.logに「ERROR:lk_logmgr:log::000000:*****」のメッセージが出力される。
影響を受けるバージョン
※ 重要:本現象は LifeKeeper for Linux v9.3.1 以降の Generic ARK for JP1 で修正されました。
LifeKeeper for Linux v9.3.1 のリリース日は 2018年 11月 1日です。
以下の 2 点を満たす環境では本現象が発生します。
・LifeKeeper for Linux v8.0 から v9.3 までのバージョンを使用している
・Generic ARK for JP1/AJS3 Manager もしくは Generic ARK for JP1/AJS3 Agent を使用している
原因
LifeKeeper for Linux v8.0 以降のバージョンからログの出力方法が syslog に変更されたことによる影響です。
/opt/LifeKeeper/out/log へのリダイレクションを行うと、syslog に合わせて priority や ID 等「ERROR:lk_logmgr:log::000000:******」が追加されるようになったためです。
対処方法
「ERROR:lk_logmgr:log::000000:******」のメッセージは、機能的に出力しているメッセージになります。
そのため、スイッチオーバ時、フェイルオーバ時のリソース起動のタイミングで出力されても問題ありませんので、対処の必要はありません。
修正バージョン
LifeKeeper for Linux v8.2.1 より設定で ERROR レベルを INFO レベルに変更できる仕様になりました。
Generic Application のリソーススクリプトが /opt/LifeKeeper/out/log に直接メッセージを送ると、
LifeKeeper はデフォルトで /var/log/lifekeeper.log に ERROR レベルのログメッセージを送ります。
/etc/default/LifeKeeper に LOGMGR_LOGLEVEL=LK_INFO パラメータを追加すれば、ERROR レベルを INFO レベルに変更することができます。
設定の反映には、ノードの再起動もしくは lk_logmgr プロセスの再起動が必要です。
改訂履歴
[更新日:2014年8月8日] [更新日:2018年11月1日] LifeKeeper for Linux v9.3.1 の情報を追加しました