DataKeeper を利用する際は、データ同期のためにパッケージのインストール時にカーネルモジュール(nbd.ko)をセットアップします。このカーネルモジュールはインストール時のカーネルバージョンに合わせて準備されるため、カーネルアップデート後に LifeKeeper や DataKeeper が正常に動作しなくなることがございます。
その際は、以下を参考に DataKeeper パッケージを再インストールしてください。
<対象環境>
Red Hat Enterprise Linux 7.x / CentOS 7.x / Oracle Linux 7.x
Red Hat Enterprise Linux 8.x / CentOS 8.x / Oracle Linux 8.x
<対処方法>
カーネルアップデート後のシステムで、LifeKeeper をインストールする際に実行した “setup” スクリプトを再実行させて DataKeeper のパッケージを再インストールいたします。
1) LifeKeeper を停止します。
# /opt/LifeKeeper/bin/lkstop
※ -f の利用は不可
2) HADR のパッケージを削除します。
<HADRパッケージの確認>
# rpm -qa | grep HADR
<パッケージの削除>
# rpm -e <HADRパッケージ名>
3) nbd のカーネルモジュールを停止します。
# rmmod nbd
稼働しているかどうかは以下コマンドでご確認いただけます。
# lsmod | grep nbd
4) LifeKeeper のセットアップを実行し、リカバリキットの選択で DataKeeper のチェックが入っていることを確認してセットアップを進めます。チェックが入っていない場合はチェックを入れてセットアップを進めます。
5) セットアップが正常に終了したら、LifeKeeper や DataKeeper が正常に動作するかご確認ください。
以上
関連ドキュメント
OS をアップデートする際の注意点
■ v9.2.2 以前
http://jpdocs.us.sios.com/Linux/9.2.2/LK4L/TechDoc/index.htm#installation/os_upgrading.htm
■ v9.3 以降
http://docs.us.sios.com/spslinux/9.6.2/ja/topic/upgrading-sps
改訂履歴
[公開:2017年12月18日]
[更新:2018年03月19日]リンク先変更(-> v9.2.2)
[更新:2018年08月22日]v9.3 以降の情報を追加。
[更新:2019年05月13日]リンク先変更(v9.3 -> v9.3.2)
[更新:2019年10月21日]リンク先変更(v9.3.2 -> v9.4.0)
[更新:2022年11月08日]表記を一部修正。
[更新:2023年01月31日]RHEL8 を含めた最新情報でページ全体を更新。リンク先変更(v9.4.0 -> v9.6.2)
関連ワード
#バージョンアップ #アップデート #アップグレード