概要
LifeKeepe for LinuxにおいてDataKeeperリソースの非同期モード設定を使用すると、特定バージョンのカーネルでカーネルパニックが発生することが確認されています。これについては既知の問題と制限に情報が記載されています。
本事象はカーネルに依存した問題であるため、LifeKeeperによる根本的な解決方法はありません。DataKeeperの非同期モード設定をご利用いただくには、カーネルのバージョンアップ、またはバージョンダウンが必要となります。
対象環境
DataKeeperの非同期モードを利用できないカーネルバージョンは次の通りです。
OS | カーネルバージョン |
---|---|
Red Hat Enterprise Linux Oracle Linux Cent OS |
3.10.0-693.24.1.el7.x86_64以降の3.10.0-693.系カーネル 3.10.0-862.el7.x86_64から 3.10.0-862.26.x.el7.x86_64まで 3.10.0-957.el7.x86_64 から 3.10.0-957.3.x.el7.x86_64まで |
回避方法
対象環境に該当するカーネルバージョンをご利用で、DataKeeperリソースを非同期モードでご利用の場合には以下のカーネル バージョンへのアップデート(またはバージョンダウン)を実施してください。
OS | カーネルバージョン |
---|---|
Red Hat Enterprise Linux Oracle Linux Cent OS |
3.10.0-693.24.1.el7.x86_64未満の3.10.0-693.系カーネル 3.10.0-862.29.1.el7.x86_64以降 3.10.0-957.4.1.el7.x86_64以降 |
カーネルのアップデート(またはバージョンダウン)が不可能である場合には、DataKeeperでは非同期モードを利用しないようにしてください。
なお、カーネルのアップデートに関する一般的な留意点等が以下にあります。アップデートを検討する際に合わせて参照してください。
改訂履歴
[公開日:2019年10月08日]
[改訂 2022年11月8日] 語彙の表記を一部修正。
関連ワード
#バージョンアップ #アップデート #アップグレード