リソース作成時に設定したクイックチェックおよび詳細チェックの実行頻度に依存します。
例として、クイックチェックの周期が3分、詳細チェックの周期を5分のデフォルトの設定でリソースが作成されている場合であれば、リカバリ動作開始までには「最大で180秒」程要するということになります。クイックチェックと詳細チェックは別々で行われており、以下のようなルーチンに監視間隔が測られております。
分 0---3---5---3---5---3---5 クイックチェック s---c---s---c---s---c---s 詳細チェック s-------c-------c-------c
クイックチェックと詳細チェックは、同時にタイムがカウントされはじめ、3分後にクイックチェックによる処理が行われます。さらにその2分後、すなわちタイムカウント開始時から5分後、詳細チェックが行れます。その間(詳細チェックが開始され完了されるまで)はタイムがリセットされクイックチェックは待機されます。詳細チェック完了後、再び両チェックは同時にタイムカウントされます。このルーチンが繰り返し行われます。
そしてこのどちらかの監視処理に対して、障害と判定された際にリカバリ処理を実施します。これにより障害発生のタイミングによってはフェイルオーバが開始されるタイミングが前後することになります。