LifeKeeperが検知するイベントに応じてSNMP Trapを送信するには、以下のコマンドを実行してください。
# lk_configsnmp <SNMP Trapを送信するIPアドレス>
コマンド実行後、/usr/share/snmp/snmp.conf(または、本ファイルに相当する設定ファイル)に以下のパラメータを必ず記述してください。
※ファイルが存在しない場合は、snmp.confファイルの作成を行ってください。
パラメータを設定すると、指定したコミュニティ名でSNMP Trapを送信することができるようになります。
/usr/share/snmp/snmp.conf
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defCommunity コミュニティ名
————————————
[確認方法] 受信側のホストで以下のコマンドを実行してください。
# snmptrapd -P
コマンド実行後、送信側でコミュニケーションパスを1本抜くなどの操作を行い、受信側の標準出力にログが表示されることを確認してください。
※LifeKeeperではSNMP Trapの送信の際に内部的にsnmptrapコマンドを実行しています。よって、snmptrapがインストールされていることが必要です。また、コミュニティ名の設定などはOSの設定に依存します。
※LifeKeeper for Linux v9.2.0 より前のバージョンでは SNMP Trapの送信先に複数のアドレスを指定することはできません。
v9.2.0 以降ではカンマ区切りで複数のアドレスを指定することが出来ます。
[補足] LifeKeeperで実行しているsnmptrapコマンドの概要は以下の通りです。
v9.8.0 まで
# snmptrap -v 2c $community $LK_TRAP_MGR OID
- v9.8.1 以降では以下となります。
# snmptrap -v 2c $community -M +/opt/LifeKeeper/include -m +LifeKeeper-MIB $LK_TRAP_MGR
※$community:コミュニティ名
※$LK_TRAP_MGR:/etc/default/LifeKeeper内のLK_TRAP_MGRに設定されているIPアドレス
改訂履歴
[公開日:2011年3月16日]
[改訂日:2017年10月4日]
[改訂日:2024年8月22日]