DataKeeper リソースを再作成する場合は、下記の手順で行います。
この手順は利用デバイスなどの変更がない状態での手順です。
DataKeeper リソースを起動した状態での再作成は行えません、必ず DataKeeper リソースを停止して実施ください。
<手順>
1) DataKeeper リソースを停止します。
2) DataKeeper リソースを依存関係から削除します。
2. 子リソースの選択で DataKeeper リソースを指定して依存関係を削除します。
※リソース起動中にこの操作を行うとファイルシステムリソース監視で異常を検出し、OS 強制リブートに伴うフェイルオーバーが生じますので絶対に行わないでください。
3) DataKeeper リソースを削除します。
LifeKeeper GUI よりファイルシステムリソースを右クリックし「Delete Resource Hierarchy 」を選択。
4) 対向サーバーでレプリケーションに利用していたディスクを手動でマウントし、ディスク内を空にします。
空にした後は必ずアンマウントしてください。
5) DataKeeper リソースを作成します。
1.LifeKeeper GUI より「Edit」->「Server」->「Create Resource Hierarchy」を選択。
2.リカバリキットのリストから”Data Replication”を選択。
3.Hierarchy Type から”Data Replication Resource”を選択。
4.画面の指示に従い進める。
5..リソース拡張も同様に進める。
6) DataKeeper リソースを依存関係に追加します。
1. LifeKeeper GUI よりファイルシステムリソースを右クリックし「Create Dependency」を選択。
2. 子リソースの選択で DataKeeper リソースを指定して依存関係を追加します。
7) 停止していたリソースを起動します。
補足
LifeKeeper ではリソースを停止せずにリソースの削除を行うことも可能ですが、この操作を行った場合は対象のサービスは停止しません。
ファイルシステムリソースや DataKeeper リソースを停止せずに削除した場合、マウント状態は維持されます。
DataKeeper は NetRAID(ソフトウェアRAID(mdadmを使用した RAID デバイス))を利用してデバイスを構成しますので、リソースの再作成を行う場合は手動でアンマウント、および NetRAID のデバイスの停止を行う必要があります。
# umount <マウントポイント>
# mdadm -S <md_device>
※<md-device>は、以下のコマンドでご確認ください。
# cat /proc/mdstat
上記のようにリソースを停止せずにリソースを削除した場合でもリソース再作成時にアンマウント等を行い一時的にご利用出来なくなりますので、リソース停止を行いリソース再作成を行う手順が推奨された操作となります。
NetRAIDデバイスの削除につきましては、以下の製品マニュアルにも記載がありますので、合わせてご参照ください。
DataKeeper for Linuxトラブルシューティング
改訂履歴
[公開日:2011年09月22日]
[更新日:2014年03月06日]
[更新日:2016年08月04日] リンクの参照方法を更新しました。
[更新日:2024年01月16日] 記事内容を実際の操作に沿った内容に修正しました。