SteelEye Data Replication for Linux(以後SDRとします)で2TB以上のミラーボリュームを作成する場合の方法をご紹介します。
SDRのミラーボリュームは、カーネルおよびmdadmの制限により、2TB(2^41-1024Byte)が正常に扱える範囲の上限となっています。この制限は32bit、64bitのいずれであっても存在します。
この制限を超えたより大きなサイズのミラーボリュームを作成する必要がある場合は、2TBまでのサイズのSDRリソースを複数作成し、それらをLVMを用いて1つのボリュームに統合してください。LVM ARKを用いてLVMリソースを作成することにより、単一の巨大ボリュームと同様に扱うことが可能です。
[注意事項] ※ 既にLVM無しで2TB以上のSDRボリュームを構成されているお客様は、上記のLVMを用いた方式への移行を検討してください。なお、移行されていないシステムであっても製品のサポートはご提供いたしますが、2TB以上のサイズのSDRボリュームにおいて発生した問題についてはお答え出来ない場合があります。
※ 本件に関連して、別途LVM ARKが必要となったお客様は、弊社営業までご連絡ください。
[追記事項] LifeKeeper for Linux v8.1.1 より 64ビット版 RHEL/CentOS 6.0 以降との組み合わせにおいて、
34TB のミラーボリュームが作成可能になりました。
詳細は以下の FAQ をご参照ください。
[Linux]ミラーボリュームで作成できる最大の容量は?
https://lkdkuserportal.sios.jp/hc/ja/articles/360037362072
掲載日: 2011年7月20日
追記日: 2013年2月15日 34TBのミラーボリューム作成について