LifeKeeper for Linux コマンド一覧 LifeKeeperドキュメントリンク ※各コマンドは、「/opt/LifeKeeper/bin/」に配置しています。 |
目次
LifeKeeper本体系
コマンド | 説明 |
lkstop | LifeKeeperの停止
注意: すべての保護対象のリソースが停止します。そのため、保護対象のアプリケーションにアクセスできなくなります。
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lkstop -f | LifeKeeperの監視処理の一時停止
参考: -fオプションを付けると、リソースの停止はスキップしてLifeKeeper本体だけを停止します。
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lkstart | LifeKeeperの起動 |
lktest | LifeKeeperの起動確認
ポイント: 3つのプロセス(lcm,lcd,ttymonlcm)が表示されていれば、LifeKeeperが起動している状態と判断できます。
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rpm -qi steeleye-lk | LifeKeeperのバージョン確認
ポイント: コマンド出力結果のVersion項目を確認してください。
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lkkeyins filepath | ライセンスの適用
[指定内容] filepath:ライセンスファイルのフルパスまたは相対パス 参考: 適用されたライセンスは、/var/LifeKeeper/license配下に格納されます。使用するLifeKeeperCoreおよびARKの各ライセンスファイルを指定してコマンドを実行してください。
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typ_list -l | ライセンスの確認
[ライセンスステータス] ポイント: DataKeeperを利用している場合、オプションRecovery Kitのライセンスが適用されているにも関わらず disrec(Protection Suite for Linux Multi-Site)項目がNEEDEDと表示されます。 disrecはマルチサイトクラスタリング構成の場合に必要なDataKeeperの追加オプションです。 そのため追加オプションを購入していない場合は、NEEDEDの表示であっても問題ありません。
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ins_list | スイッチバックタイプの確認
[スイッチバックタイプ] ポイント: 各エントリの末尾にスイッチバックタイプを記載しています。
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flg_list | 設定されているフラグの一覧 |
flg_create [-d destname] -f flag | フラグの作成
[指定内容] 参考: フラグ名にdebugと指定した場合、LifeKeeperログ出力のデバックモードを有効します。デバックモードの場合、多くのログが出力されますので、通常運用時はデバックモードを無効にしていただくことをお奨めします。
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flg_remove [-d destname] -f flag | フラグの削除
[指定内容] |
lk_log [-t number] [-f] log | ログの参照
[指定内容] number:行数(整数値) 参考: -tオプションを付加することで過去ログの行数(n行指定分)を指定できます。
-fオプションを付加することでリアルタイムにログを出力することが可能です。 ※LifeKeeperのログは、/var/log/lifekeeperファイルからも参照可能です。 |
lcdremexec -d destname -- ""command"" | ノード指定のコマンド実行
[指定内容] |
net_list [-f x] | コミュニケーションパスの状態確認
[指定内容] x:任意の1文字(区切り文字) [コミュニケーションパスステータス] |
GUI系
コマンド | 説明 |
lkGUIapp | GUIクライアントの起動 |
lkGUIserver start | GUIサーバの起動 |
lkGUIserver stop | GUIサーバの停止 |
lkGUIserver restart | GUIサーバの再起動 |
リソース系
コマンド | 説明 |
ins_list [-f x] | リソースの状態確認
[指定内容] x:任意の1文字(区切り文字) [リソースステータス] |
lcdstatus [-d destname] | リソース状態の一覧
[指定内容] destname:サーバー名 |
lcdstatus -e [-d destname] | リソース状態の簡易一覧
[指定内容] destname:サーバー名 -eオプションを指定することで簡易的にリソースおよびコミュニケーションパスのステータスを参照可能です。 [リソースステータス] [コミュニケーションパスステータス] |
perform_action -t tagname -a restore [-b] | リソースの起動
[指定内容] tagname:リソース名 -bオプションを付加することで指定したリソースまで下位リソースから順番にリソースの起動を行います。オプションを付加しない場合は、最上位リソースまで起動を行います。 |
perform_action -t tagname -a remove | リソースの停止
[指定内容] tagname:リソース名 指定したリソースまで上位リソースから順番にリソースの停止を行います。 |
perform_action -t tagname -a restore [-b] | スイッチオーバー/スイッチバック
[指定内容] tagname:リソース名 リソース起動時と同じコマンド。リソースを起動したいサーバーにて本コマンドを実行することでスイッチオーバー/スイッチバックが可能です。 |
レプリケーション系
コマンド | 説明 |
mirror_status tagname | レプリケーション状態の確認
[指定内容] tagname:リソース名 |
mirror_action tagname pause [source] [target] | レプリケーションの一時停止
[指定内容] |
mirror_action tagname resume [source] [target] | レプリケーションの再開
[指定内容] |
mirror_action tagname fullresync [source] [target] | レプリケーションの全同期
[指定内容] |
mirror_action tagname force [source] [target] | レプリケーションの強制開始
[指定内容] |
ポリシー管理(v7.5以降)
コマンド | 説明 |
lkpolicy -g -v | ポリシーの確認
-gオプションのみ付加して実行した場合は,デフォルトの設定から変更された箇所のみ出力します。 |
lkpolicy -s Failover -E tag=""tagname"" | 特定のリソースのフェイルオーバを無効化
[指定内容] tagname:リソース名 |
lkpolicy -s Failover -e tag=""tagname"" | 特定のリソースのフェイルオーバを有効化
[指定内容] tagname:リソース名 |
lkpolicy -s LocalRecovery -E tag=""tagname"" | 特定のリソースのローカルリカバリを無効化
[指定内容] tagname:リソース名 |
lkpolicy -s LocalRecovery -e tag=""tagname"" | 特定のリソースのローカルリカバリを有効化
[指定内容] tagname:リソース名 |
lkpolicy -s TemporalRecovery -e recoverylimit=number period=number | ローカルリカバリ回数超過によるフェイルオーバーの有効化
[指定内容] number:整数値 参考: TemporalRecoveryオプションは、サーバー単位の設定になります。リソース単位での設定はできません。
period(分)に指定する値は、recoverylimit × LKCHEKINTERVAL ÷ 60 より大きい値とする必要があります。 |
その他
コマンド | 説明 |
lkbackup -c [--cluster] | LifeKeeper構成情報のバックアップ
構成情報は取得したサーバーだけで利用できます。構成情報を取得する際は、全てのサーバーで同時期に取得してください。--clusterオプションを利用することで、コマンド実行時に全ノードの構成情報を取得します。 |
lkbackup -x -f filepath | LifeKeeper構成情報のリストア
[指定内容] filepath:構成情報ファイルのフルパスまたは相対パス 本コマンドは、LifeKeeperが停止している状態で実行する必要があります。各サーバーで同時期に取得した構成情報をそれぞれ指定してください。 |
lk_chg_value -o old_value -n new_value -v | ホスト名/IPアドレスの変更
[指定内容] 本コマンドは、LifeKeeperが停止している状態で実行する必要があります。ホスト名/IPアドレスは、他サーバーの情報も格納されています。そのため、本コマンドは、全てのサーバーで実施する必要があります。 |
lksupport [--full] | LifeKeeperクラスタシステムに関する情報の一括取得
※製品サポートに障害解析などを依頼する際に必要な情報です。 |
よく使われるコマンド
上記コマンド一覧からよく使われるものをまとめています
コマンド | 説明 |
lkstop | LifeKeeperの停止
注意: すべての保護対象のリソースが停止します。そのため、保護対象のアプリケーションにアクセスできなくなります。
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lkstop -f | LifeKeeperの監視処理の一時停止
参考: -fオプションを付けると、リソースの停止はスキップしてLifeKeeper本体だけを停止します。
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lkstart | LifeKeeperの起動 |
lkGUIapp | GUIクライアントの起動 |
perform_action -t tagname -a restore [-b] | リソースの起動
[指定内容] tagname:リソース名 -bオプションを付加することで指定したリソースまで下位リソースから順番にリソースの起動を行います。オプションを付加しない場合は、最上位リソースまで起動を行います。 |
perform_action -t tagname -a remove | リソースの停止
[指定内容] tagname:リソース名 指定したリソースまで上位リソースから順番にリソースの停止を行います。 |
mirror_status tagname | レプリケーション状態の確認
[指定内容] tagname:リソース名 |
mirror_action tagname pause [source] [target] | レプリケーションの一時停止
[指定内容] |
mirror_action tagname resume [source] [target] | レプリケーションの再開
[指定内容] |
lksupport [--full] | LifeKeeperクラスタシステムに関する情報の一括取得
※製品サポートに障害解析などを依頼する際に必要な情報です。 |
改訂履歴
[公開日:2016年1月6日] [更新日:2016年8月31日] lkbackup コマンドの出力先の誤記を修正しました
[更新日:2019年6月28日] lkpolicy コマンドのオプションの説明文を修正しました。
[更新日:2021年9月9日] コミュニケーションパスの状態確認を行うコマンドを修正しました。