LifeKeeperではIPリソース(仮想IP)のみの引継ぎとなり、実IPおよびMACアドレスは引き継がれません。
ARPのリフレッシュについては、LifeKeeperはネットワークの切り替えに際してARPリクエストを発行してクライアントのARPに書き換えを要求します。
通常ARPキャッシュはタイムアウトにより自動的にクリアされるため、ARPリクエストが無かったとしても書き換えは行われます。
ARPキャッシュのタイムアウト値は実装によって異なりますが、 WindowsNTは10秒、SUNワークステーションは30秒となっています。
またFireWall下の場合、FireWall(ルータ)にARPキャッシュのリフレッシュを行う時間が設定されていると思います。
この時間は FireWallの設定に依存するものであり、LifeKeeperからFireWallをコントロールすることは出来ません。
LK4.4以降ではarpingコマンドを使用しています。ARPプロトコルでのアクセスが有効なネットワーク機器であれば、IPリソースの起動時にARPキャッシュの書き換えを要求します。