lkping コマンドの概要
lkping コマンドは、LifeKeeper for Linux 用にカスタマイズされた疎通確認コマンドです。
LifeKeeper の一部のリソースに対する処理に利用されます。
ping コマンドとの差異
一般的に疎通確認に利用される ping コマンドと lkping コマンドでは、一部のオプションが異なりますが、疎通確認の内部動作は同じです。
lkping コマンド結果がエラーとなるような状況では、ping コマンドでも同様にエラーとなることが想定されます。
使用方法
lkping [オプション(+引数)] host
各オプション
一部のオプションについては lkping 特有です。その他のオプションは通常の ping コマンドと同じです。
-b : ブロードキャスト ping を送出
-n : 数値出力のみ実施(ホスト名の検索を行わない)
-q : 開始時と終了時の要約のみ表示
-c : パケット送信回数を指定
-w : LifeKeeper特有。タイムアウトまでの秒数を指定
※疎通確認のため一般的に使用される ping コマンドは、-w オプションの引き数としてミリ秒で指定しますが、lkping では秒数で指定します。指定単位が異なるのみで、動作は同じです。
-I : 送信元インターフェースアドレスを指定
-z : LifeKeeper特有。ping応答の受信を除外。除外するアドレスを “,(カンマ)”区切りでリストする
※ブロードキャストpingに対して、自ノード上のIPアドレスからの応答を除外するために使用します。
実際の利用例
以下リンク先文書の記述に、実際の利用例が含まれます。
[Linux] IP Recovery Kit の処理概要(v7.4.0-)
[Linux] DataKeeper for Linux の処理概要
改訂履歴
[公開日:2018年10月05日]