Samba ARKが提供する監視機能・起動/停止機能は以下の機能を提供します。
監視機能
Samba ARKは以下の項目を監視しています。
1:以下のSambaのコマンドを使用してsmbデーモンが起動しているかを確認します。
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smbclient -L ‘$netbiosname’ -U% -I $IPAddress
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※$netbiosnameと$IPAddressはsambaのglobal directiveに設定されている
netbios nameとinterfacesから取得します。
上記のコマンドを実行しその戻り値を確認します。コマンド成功の戻り値が得
られなければばフェイルオーバーのトリガーとなります。
2:以下のコマンドを使用してnmbデーモンが起動しているかを確認します。
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nmblookup -B $BroadCastAddr $netbiosname
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※$BroadCastAddrはglobal directiveのinterfacesに設定されているアドレス
のブロードキャストアドレスです。$netbiosnameは前述と同じです。
上記のコマンドを実行しその戻り値を確認します。コマンドの成功の戻り値が
得られなければフェイルオーバーのトリガーとなります。
起動処理
Samba ARKを通じてSambaリソースを起動する場合、以下の処理が実行されます。
以下のコマンドでsmbデーモンとnmbデーモンを起動します。
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smbd -D -s $ConfFile
nmbd -D -s $ConfFile
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※ConfFileはsambaのコンフィグレーションファイルであるsmb.conf
停止処理
Samba ARKを通じてSambaリソースを停止する場合、以下の処理が実行されます。
smbデーモンとnmbデーモンに対してkill 15を発行します。それでも停止でき
ない場合はkill 9を発行します。