対象製品
HULFT HUB Recovery Kit (LifeKeeper for Linux)
※本処理概要は2014年7月28日現在リリースされているバージョンをもとに作成しています。
監視処理
監視処理においてはタイムアウト(デフォルト:15秒)が設けられており、この時間を超過してもリソースの監視処理が完了しない場合、監視処理は失敗終了となり回復処理が実施されます。
監視処理においては下記コマンドラインを実行します。
# hubcluster -status -timeout 10
上記コマンドラインの戻り値が0以外の場合、監視処理は失敗終了となり回復処理が実施されます。
上記コマンドラインの戻り値が0の場合、監視処理は成功終了となります。
補足事項 :
上述のコマンドラインの-timeoutオプションに渡される時間は、以下の計算式により算出されます。
HULFTHUB_QUICKCHECK_TIMEOUT – 5
起動処理
起動処理においてはタイムアウト(デフォルト:60秒)が設けられており、この時間を超過してもリソースの起動処理が完了しない場合、起動処理は失敗終了となります。
なお、起動処理のタイムアウトは回復処理のタイムアウトと共通の設定となっています。
1) 稼働状態の確認その1
監視処理と同じコマンドラインを実行します。
本項目において起動状態にあると判定された場合、起動処理は成功終了となります。
本項目において停止状態にあると判定された場合、次項の起動操作を実施します。
2) 起動操作
起動処理においては下記コマンドラインを実行します。
# hubcluster -start
上記コマンドラインの戻り値が0以外の場合、起動処理は失敗終了となります。
上記コマンドラインの戻り値が0の場合、次項の稼働状態の確認を実施します。
3) 稼働状態の確認その2
監視処理と同じコマンドラインを実行します。
本項目において起動状態にあると判定された場合、起動処理は成功終了となります。
本項目において停止状態にあると判定された場合、起動処理は失敗終了となります。
停止処理
停止処理においてはタイムアウト(デフォルト:15秒)が設けられており、この時間を超過してもリソースの停止処理が完了しない場合、停止処理は失敗終了となります。
1) 稼働状態の確認その1
監視処理と同じコマンドラインを実行します。
本項目において停止状態にあると判定された場合、停止処理は成功終了となります。
本項目において起動状態にあると判定された場合、次項の停止操作を実施します。
2) 停止操作
停止処理においては下記コマンドラインを実行します。
# hubcluster -stop -timeout 10
上記コマンドラインの戻り値が0以外の場合、停止処理は失敗終了となります。
上記コマンドラインの戻り値が0の場合、次項の稼働状態の確認を実施します。
3) 稼働状態の確認その2
監視処理と同じコマンドラインを実行します。
本項目において停止状態にあると判定された場合、停止処理は成功終了となります。
本項目において起動状態にあると判定された場合、停止処理は失敗終了となります。
補足事項 :
上述のコマンドラインの-timeoutオプションに渡される時間は、以下の計算式により算出されます。
HULFTHUB_REMOVE_TIMEOUT – 5
回復処理
回復処理においてはタイムアウト(デフォルト:60秒)が設けられており、この時間を超過してもリソースの回復処理が完了しない場合、回復処理は失敗終了となりフェイルオーバに至ります。
なお、回復処理のタイムアウトは起動処理のタイムアウトと共通の設定となっています。
本処理におきましては、起動処理のみを実施します。詳細は上述の起動処理をご参照ください。
起動処理に失敗した場合は、回復処理は失敗終了となりフェイルオーバに至ります。
パラメータ
HULFT HUB Recovery Kit のパラメータにつきましては、本リカバリキットのメディアに同梱されている管理ガイドをご参照ください。
関連資料
[Linux] HULFT Recovery Kit の処理概要
https://lkdkuserportal.zendesk.com/hc/ja/articles/360037724331
改訂履歴
掲載日: 2016年11月10日