HAクラスターでは、ひとつまたは複数のI/O Fencing方式を採用し、スプリットブレインを回避できるよう構成する必要があります。
HAクラスターの構成や環境、要件等により、とりうる方式は異なります。
I/F Fencingの簡易対応表
特徴 | 物理環境 | クラウド環境 |
VMware仮想環境 |
|
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SCSI Reservation |
SIOS/Partner様による動作検証済ストレージで利用可能 スタンバイノードからのアクセス制限をハードウェアレベルで実施 サポートストレージリストにて対応ストレージを掲載 |
〇 | - | 〇(RDMのみ) |
Quorum/Witness |
SCSI Reservationを利用できないストレージで利用可能 ストレージが無くても利用可能 スタンバイノードからのアクセス制限をOSレベルで実施 |
〇 | 〇 | 〇 |
VMDK 共有ストレージ |
SCSI Reservationを利用できないストレージで利用可能 スタンバイノードからのアクセス制限をハードウェア(hypervisor)レベルで実施 |
- | - | 〇(VMDKのみ) |
STONITH | 〇 | 〇 |
〇 |
|
Watchdog | 〇 | 〇 | 〇 |
詳しくは、参考資料に記載の利用ガイドをご一読ください。
参考資料
マニュアル(LifeKeeper for Linux v9.6.0現在)
LifeKeeper for Linux Quorum Witness Server Support Package for Linux (QWK)利用ガイド
LifeKeeper for LinuxでQuorumチェック/Witnessサーバーを使う時の手続きを教えてください。【L-064】