【質問】
システム障害に備えて、バックアップ・リストア試験を実施予定です。
片系のOS自体が、起動できなくなった場合を想定しています。
その場合のバックアップ・リストア手順を教えてください。
【回答】
システム障害の際を考慮したバックアップは、LifeKeeper のバックアップではなく、システムバックアップになります。システムバックアップの取得方法やリストア方法は お使いのOS のマニュアルよりご確認願います。
ここでは、LifeKeeperを含むシステムバックアップの取得の際に必要となるLifeKeeper/DataKeeper側のバックアップ、およびリストアのそれぞれの手順について一般的な方法を記述します。
■バックアップ手順
1)DataKeeperリソースはデータ同期を一時停止(pause)としておきます。
2)そのほかのリソースは稼働系でOut-of-Service操作を実施し停止します。
3)システムバックアップを取得します。
■リストア手順
1)システムバックアップをリストアする。
2)LifeKeeper を起動する。
(リソースが停止している状態のバックアップを戻すためリソース起動やデータ同期が行わ
れることはありません。)
3)稼働系でデータ同期を再開して完全再同期(fullresync)を実施します。
データ同期の一時停止(pause)と完全再同期(fullresync)の実施については以下のマニュアルを参照してください。
コマンドラインからのミラー管理
ミラーの操作
https://docs.us.sios.com/spslinux/9.8.0/ja/topic/command-line-mirror-administration
改訂履歴
[公開日:2024年4月16日]