WSFCのインストールより先にDataKeeperのミラー(ジョブ)を作成した場合、もしくはWSFC の「 使用可能記憶域 」に DataKeeper ボリュームリソースの選択がエラーで失敗する場合は、WSFC のリソースに後から DataKeeper ミラーを DataKeeper ボリュームリソースとして手動で追加することができます。
ミラーを使用可能記憶域として選択可能にします。
管理者特権でのコマンドプロンプトで以下を実行します。
- cd %extmirrbase% (DataKeeper Directoryへのショートカット)
- emcmd . registerclustervolume(ドライブレター)
- “Status = 0“ が出力されます
上記手順が完了したら、フェールオーバークラスターマネージャー\記憶域\ディスク に戻ります。ミラーが “使用可能記憶域” としてリストされます。
次に、空の役割の作成を行います。
- フェールオーバークラスターマネージャーを 起動します。
- [役割] を右クリックして 、“空の役割の作成” を選択します。
- “新しい役割” というデフォルトの役割が作成されます。 - “新しい役割” の名前を“DataKeeper Service”に変更します。
- 記憶域\ディスク…使用可能記憶域に戻ります。
- [ボリューム/使用可能記憶域] > [その他のアクション] > [別の役割に割り当て…] を右クリックして選択します。
- ステップ3またはこのインスタンスで作成した役割「DataKeeper Service」を選択します。
手動でミラーを追加する際の注意点
先に DataKeeper でジョブを作成された場合、WSFC のセットアップで行われる環境テスト
で失敗します。テストをスキップ可能であればスキップいただき WSFC の環境
を整えてください。
難しい場合は先に WSFC の環境をセットアップいただく必要がございます。
参考
Windows版マニュアル - WSFCでミラーを手動で作成する
https://docs.us.sios.com/dkce/8.9.2/ja/topic/manual-creation-of-a-mirror-in-wsfc