LifeKeeper for Linux v9.7.0はRed Hat Enterprise Linux 8.7 / Oracle Linux 8.7 / Rocky Linux 8.7 にインストールすることができます。以下の対象環境に該当する場合、本手順に従ってLifeKeeper(以後LK)のインストールを実施してください。なお、LK v9.8.0からは本手順を実施する必要はありません。
対象環境
LK バージョン: v9.7.0
オペレーティングシステム : Red Hat Enterprise Linux 8.7 / Oracle Linux 8.7(RHCK)/ Rocky Linux 8.7
使用するLK Application Recovery Kit : DataKeeper
※DataKeeperを利用しない場合や Single Server Protection v9.7.0 をご利用の場合は本手順の実施は必要ありません。通常のインストール手順を使用してください。
※Oracle Linux8.7でUEK(Unbreakable Enterprise Kernel)を使用している場合は本手順の実施は必要ありません。
インストール手順
- 「HADR-RHAS-4.18.0-425.3.1.el8.x86_64.rpm」ファイル(入手方法は後述)を、 LK v9.7.0 をインストールするサーバーの任意の場所に配置してください。本資料の手順では /root 以下に置かれているものとします。それ以外の場所の場合はパス名を適宜読み替えてください。
- 通常の LK のインストール手順に従い、 setup スクリプトを実行する時点まで準備してください。
- setup スクリプトを実行する際、以下のように実行してください。
# setup --addHADR /root/HADR-RHAS-4.18.0-425.3.1.el8.x86_64.rpm
- 以後通常の手順の通り setup スクリプトを完了させてください。
インストール手順は以上です。インストール完了後、指定した HADR パッケージが正しくインストールされていること確認するために「HADRパッケージのインストール確認」の手順を実施してください。
HADRパッケージのインストール確認
- rpm コマンドで手順の指定したHADRパッケージ「HADR-RHAS-4.18.0-425.3.1.el8.x86_64.rpm」がインストールされていることを確認してください。実行例は次の通りです。
# rpm -q HADR-RHAS-4.18.0-425.3.1.el8
HADR-RHAS-4.18.0-425.3.1.el8-9.7.0-7520.x86_64
- modinfoコマンドでsrcversionが「18FB6ACB615583BD00A41EB」となっていることを確認してください。実行例は次の通りです。
# modinfo nbd
filename: /lib/modules/4.18.0-425.3.1.el8.x86_64/weak-updates/lib/modules/steeleye-4.18.0-425.3.1.el8.x86_64/extra/nbd.ko
license: GPL
description: Network Block Device
rhelversion: 8.7
srcversion: 18FB6ACB615583BD00A41EB
(以下省略)
アンインストール手順
LKをアンインストールする必要がある場合には、rmlk コマンドを用いてアンインストールを実施してください。その後、rpm -qa | grep HADR-RHAS-4.18.0 を実行して何も出力されないことを確認して、アンインストールされていることを確認してください。
ファイル
本資料でご案内しておりますHADRモジュール (HADR-RHAS-4.18.0-425.3.1.el8.x86_64.rpm)を |