対象製品:以下製品の全バージョン
SIOS Protection Suite for Linux
Single Server Protection for Linux
LinuxOS における LifeKeeper のログ出力は、LifeKeeper からログイベントを生じさせると OS のログサービス(syslog、rsyslog など)がイベント発生を確認して出力させたいログ(デフォルトでは /var/log/lifekeeper.log)に記録します。
RHEL7 や同等の Linux システム以降では journald によりログの出力が管理されており、journald が生じたログイベントを確認し、journald のデータベースにログイベントを格納し、その内容を OS のログサービスが確認してログファイルに出力します。
OS がダウンすると OS のログサービスが処理する前の journald のデータベース内の情報は削除されてしまうため、LifeKeeper が強制的に OS を再起動(または停止)する動作を行った場合は直前の動作ログが確認出来なくなります。
これを回避するため、以下の設定を行うことをご検討ください。
・ /var/log/journal ディレクトリの作成
/var/log/journal を作成すると journald がデータベースへ格納した情報をファイルとして保存するようになり、OS ダウン後に当時の動作を確認することも可能となります。
<注意>
/var/log/journal には OS の動作中のログの記録も行われます。
長期間の運用を行う場合はディスクの空き容量にご注意ください。
/etc/systemd/journald.conf により、/var/log/journal に保存される記録の最大サイズなどの設定を行うことも可能です。
journald の動作や journald.conf の設定詳細は OS のマニュアルよりご確認願います。
改訂履歴
[公開日:2023年03月29日]