対象製品
- SIOS Protection Suite for Windows
- LifeKeeper for Windows
対象バージョン
v8.9.0
※バージョン v8.9.0 以外では本ページでご案内している対応は不要です。
概要
共有ボリュームリソースの作成や拡張を実施する場合に、ボリュームタイプの候補に [共有ディスク] が現れないため、先に進めないことがあります。
回避策
ボリュームリソースの作成や拡張の直前に、プライマリーノードとバックアップノードのそれぞれで、コマンドプロンプトから以下のコマンドを実行してください。
<DataKeeperのインストールディレクトリ>\EMCmd.exe . updatevolumeinfo <volume letter>
<DataKeeperのインストールディレクトリ>\EMCmd.exe . getextendedvolumeinfo <volume letter>
コマンド実行後に表示されるPhysical Disk SignatureとInternal Disk IDが両ノードで一致していることを確認してください。
この操作を行なった後、ボリュームリソースの作成や拡張を実施するまでの間、OSの再起動は行わないでください。OSの再起動を行った場合は、再度この手順を実施してください。
なお、この回避策はボリュームリソースの作成や拡張時のみ必要な操作です。リソースの作成および拡張が正常に終了し、通常の運用を開始した後には必要ありません。
実行例
詳細
指定されたボリュームが共有ディスクかどうかを判定するために、両ノードでディスクからInternal Disk IDを取得して、その値が一致するかどうかを調べています。Internal Disk IDは共有ディスクに接続されたいずれかのOSが再起動されたり、ディスクがオンライン化されたりすると変化しますが、変更前の古いInternal Disk IDがノード上のキャッシュに保持されている場合があります。そのため、キャッシュの状態によっては、各ノードが異なるInternal Disk IDを取得してしまい、共有ディスクではないと判断してしまう場合があります。キャッシュをクリアするコマンドを両ノードで実行することにより、正しく共有ディスクであると判定させることができます。
関連事項
また本問題に関連する事項として [Windows]v8.9.0およびv8.9.1のバージョンで共有ボリュームリソースを作成する場合には、DataKeeperのインストールが必要です もご覧ください。
改定履歴
[公開日:2022年10月5日]
[改訂日:2023年6月28日] 関連事項の記事タイトルを変更